その延命を本人の人生のために止めたい家族と、
その延命を家族が苦しまないために望む本人と。
そんな相思相愛のご家族がいる。
ご家族は、彼らしく彼があるには、この機械は必要ないと考える。
その機械は、緊急事態に気が動転して、選ばざるを得なかった。
今、彼の体にはその機械が入り、ご家族は彼らしくないと考える。
ご本人は、命拾いをしてもらったがその生命を拾われたことにより
目が覚めた時に、家族を苦しめることに、やっと気がついた。
今、家族の介護負担は、その機械によって少しは軽減されると彼は考える。
こんな残酷な現実に直面するご家族がいる。
その苦しみに、寄り添う方法はいくらでもあるが、
その苦しみに、取って代わる方法は僕にはない。
どこまで行っても、それができないのもまた事実。
目の前の仕事だけに、短絡的になってはいないか。
今こそ、しっかり向き合おうじゃないか。
逃げてばっかりの人生じゃつまらない。
そこに向き合うプライドを持とう。
僕は本気だよ、いつだって。誰がなんて言おうと。
今日も、ゴールデンな週に、残酷な現実と向き合っている。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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