神の詩 第五章十二節 16
「心を統一した者(ヨーガ行者)は、行動の結果を捨てて、究極の平安に達する。心を統一していない者は、欲望のままに行動し、結果に執着して束縛される。(十二)」
続きです。
心の作用2:
誤解(ヴィパリャヤ)(逆さまの知)
誤解(ヴィパリャヤ)(逆さまの知)
「誤解は、あるものに対する知識が、その実態に基づいていないとき、起こる。」
ヨーガ・スートラ第一章八節
ヨーガ・スートラ第一章八節
心は、
自分自身が持つ経験や偏見、
間違った認識や知識に基づいて
すべての物事を判断する傾向があります。
自分自身が持つ経験や偏見、
間違った認識や知識に基づいて
すべての物事を判断する傾向があります。
そのため、
実体に基づかない情報によって、
誤った印象が生じます。
心は、
真実を歪める最大の要因
にもなります。
真実を歪める最大の要因
にもなります。
例えば、
昔「ジョーズ」というサメが人を襲う映画が流行したことがあります。
昔「ジョーズ」というサメが人を襲う映画が流行したことがあります。
実際のサメは
穏やかな性格にも関わらず、
この映画によって、
ホオジロザメは人を襲う狂暴な動物
という間違った印象が
多くの人の潜在意識に
印象付けられてしまいました。
それによって
多くのサメが
無差別殺戮の対象となったことがあります。
これにより
現在ホオジロザメの個体数は
多くの海域で激減しています。
ちなみに、
ジョーズの原作者は、
自身の書いた小説と映画がきっかけで
サメの悪いイメージが定着し、
虐殺がエスカレートしたことでとても大きく心を痛めてしまい、
残りの人生を
その償いとしてサメの保護活動に尽力したことで知られています。
ジョーズの原作者は、
自身の書いた小説と映画がきっかけで
サメの悪いイメージが定着し、
虐殺がエスカレートしたことでとても大きく心を痛めてしまい、
残りの人生を
その償いとしてサメの保護活動に尽力したことで知られています。
第二次世界大戦中に
日本軍の捕虜となった米国人が、
戦後になって
捕虜の間に食事に木の根まで食べさせられた
とGHQに訴えました。
日本軍の捕虜となった米国人が、
戦後になって
捕虜の間に食事に木の根まで食べさせられた
とGHQに訴えました。
これは
日本人が
外人捕虜の栄養に配慮して、
栄養のあるゴボウを混ぜていたのですが、
米国人にとっては
木の根で嫌がらせを受けている
と思ったようです。
日本人が喜ぶゴボウでも、
食べたことのない米国人にとっては
苦痛だったのです。
食べたことのない米国人にとっては
苦痛だったのです。
この米国人の訴えにより、
料理した日本人は死刑になりました。
人は、
無智の中に在る時には、
つねに実態に基づかない知識や妄想が膨らませた情報が拠り所となってるため、
誤解が生じます。
無智の中に在る時には、
つねに実態に基づかない知識や妄想が膨らませた情報が拠り所となってるため、
誤解が生じます。
この誤解には
霊性進化の道を歩む上で、
有益となることも
有害となることもあります。
これも
心が揺れ動く大きな要因の一つになっています。
この誤解を深く見極めるためには、
日々自分が持っている欲望と思い込みについて
しっかりと
内観することです。
日々自分が持っている欲望と思い込みについて
しっかりと
内観することです。
続きます。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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