映画やドラマは美化される。

昔、私ががんになるずっとずっと前

“がんのドラマ”といえば、

“ニット帽を被り病衣を着た患者が
 病院のベッドの上で洗面器に顔を突っ込み、
 苦しそうにゲーゲー吐いている”

というものだった

身体は衰弱し、
“がん患者はこうである”という、
“いかにも”というドラマだった

乳がんがわかったとき、

「私もあんなふうになるのか...」

と、
あのドラマの情景が頭に浮かんだものだ

  実際は、
  今は化学療法は外来で受けられる時代
   (病状によっては入院治療)

  吐き気止めもかなり進歩している

それほど映画やドラマが与えるイメージは大きい

乳がんの手術をしてからこれまで、
乳がんに関してのドラマや映画を
いくつか観てきた

フィクションもあれば、
実話をもとにつくられたものもあった

現実と虚構の世界――

もちろん入り込めるのは、“実話”

自らの体験と重ね、
心の動きを添わせてみる

が、どこか美化される

  まぁ、それは
  仕方のないことだと思うのだが...

本当は、もっとドロドロした心の闇があり、
もっとつらい身体の不調が長く続く

人知れず涙に暮れることもあれば、
家族間でもわかりあえないことがある

友人に話せないことがあれば、
職場で蔑視を受けることもあり――

もちろん、あまり衝撃的なものには
できないのだろうけど...

“がんでも明るく頑張っている姿”が
がん患者を励ますこともあるわけで...

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Source: りかこの乳がん体験記

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