2度目の告知。

その他

“2度目の告知”――

それを彼女たちは、
どんな思いで受け止めたのだろう

がん告知を受けると、
たぶん、ほとんどの人が、

「私、死ぬの?」
「いつまで生きられるの?」

そんな思いが頭を過ぎると思う

が、今ではがんは、

「早期であれば完治する可能性が高い」

と、言われている病だ

以前のように、“=死”ではなくなっている

そのために重要なのは、
“早期にみつける”こと

そして、
“早期に適切な治療を受ける”こと

それは、“再発をさせないため”

が、残念ながら、私の周囲でも
再発してしまった人たちがいる

その多くの人たちが、

「いつ来るか...」

そう思っていたようだ

そして、

「初めて受けたがん告知よりきつかった」

とも言う

それほどがんは再発が怖い

再発がなにを意味するのか、
誰もが知っているからだ

定期的に検査を受け、
検査の結果を聞きに行ったとき、
ドキドキする

緊張する

「大丈夫ですね」

そう言われるのか、
それとも、

「うーん、ちょっとこの辺に
 陰があるんだよね~」

と、言われるのか...

一度がんになると、
ずっとそんな怖さがついて回る

ずっと不安が拭えない

私も何度も考えたことがある

「もし、再発の告知を受けたら...」

と...

「たぶん、

 “いつかこんなときが来るかもしれない”

 そう覚悟はしていたから、
 そんなに衝撃はないかもしれないな...

 一度がん告知を受けているし、
 きっと2度目は大丈夫だろう」

と...

が、その先には確実に“死”がある

  それは半年後なのか2年後なのか、
  それとも8年後なのかはわからない

つらい治療も待っている

その治療は永遠だ

彼女たちが口にしていた、

「初めてのがん告知より、
 再発の告知の方がきつかった」

という思い

やっぱりそれが本音なのだろう――

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

  きのうの満月
  (日付けでは、今日午前3時38分頃)

  7月の満月は、
  “雄鹿の角が生え変わる時期”ということで、
  アメリカでは
  “バク(バック)ムーン”と言われている

  しかも今回の満月は、
  今年の満月の中では最も地球に接近し、
  今年最大に見える、
  “スーパームーン”でもあった

  ...が、真っ白な厚い雲に阻まれ、
  観ることができず...

  前日には、
  きれいな月が観えていたのに...

2022/07/14 満月前夜の月 ①
    満月前日の月

2022/07/12 満月前夜
    向かって左側が少しだけ欠けている

  そして今夜

  東の空に
  ほんの一瞬、顔を覗かせてくれた月――

2022/07/14 満月(スーパームーン)

  一応、
  “満月”が観られたことになるだろうか

  “スーパームーン”を観たことになるだろうか...

  赤銅色の月が、なんとも幻想的だった...

  一瞬だけでも
  観られたことに感謝――

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Source: りかこの乳がん体験記

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