神の詩　第五章十二節　23

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2022.07.23

神の詩　第五章十二節　23

「心を統一した者(ヨーガ行者)は、行動の結果を捨てて、究極の平安に達する。心を統一していない者は、欲望のままに行動し、結果に執着して束縛される。（十二)」

続きです。

「瞑想修練は、長い間休むことなく、真摯に励まれるならば、堅固な基礎を持つものとなる。」
ヨーガ・スートラ第一章十四節

どんなことでも
練習の繰り返しによって、
上手くなっていきます。

昨日
同じ話を反復しましたが、
それで理解がさらに深まったことと思います。

自動車の運転でも、
最初は
アクセルやブレーキの位置やハンドル操作の仕方を学びます。
そして
実際に車をゆっくりと走らせて、
走り方を学んでいきます。

どの速度の場合、
どこでブレーキをどのくらい踏めばいいのか、
角を曲がる時はどのくらいの速度がいいのか、
頭ではなく身体で覚えていく必要があります。

本をいくら読んでも、
運転は上手くなりません。

実際に
何度も走ってみて、
体感で習得していくのです。

初期段階で
意識的に操作していた車も、
毎日運転し続けることによって、
一部無意識で運転出来るようになっていきます。

瞑想を始めとした内的鍛錬も同じことです。

ただし、
運転やピアノの練習、マラソンの練習などは
その成果が
直ちに実感できますが、
内的探求では
外的世界のような成果は
わかりにくいことに注意が必要です。

山登りと同じように、
登山道にアップダウンはあるものの、
森の中を地道に一歩一歩歩いていれば、
確実に進んでいるはずです。

いつかは、
森林限界を超えて、
突然
見晴らしの良い場所が現れてきます。

また
内的鍛錬は、
目に見えない分、
つい後回しにされがちです。

「明日から始めよう」
「今日は忙しいからやらないでおこう」
など。

このような言い訳を撤廃して、
毎日続けるには強い意志が必要です。

続きます。

光田秀

きれい・ねっと

2020-04-12

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Source: ひかたま（光の魂たち）