医者にとってのアラフォー・・・

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は、医者の人生について

アラフォーの私くらいの年代は、
医師として、一つの岐路
に立たされます

特に、私立大学の医学部なんかは、
もともと開業医の息子さんが多いので、
父の跡を継ぐことを考え始めます

アラフォーだと、自分の医師経験も15年くらいで、
ある程度一人前になってきますし、
ちょうど親が70歳前後なので、
そろそろ継がないとと、時間的リミットを感じ始めます

また、新規で開業しようと考える人も、
40歳前後で、開業資金を借りてと考えると、
20-30年の期間でローンを考えるので、
新規開業を考える人も、ちょうどこの時期
なのです

ですが、開業するのが本当に良いのか
これは、真剣に考えないといけません

私たちの父の頃の開業医は
まだ、大丈夫な時期だったかと思いますが、
これからの開業は、どうでしょう

まず、気になるのが人口動態
あと10年は良しとして、20年、30年考えたときに
自分の地域の人口がどうなっているか、

次に、独自性
既に多くの開業医が地域に多く存在しているので、
その中で、ちゃんと患者さまを集める事ができる
能力、アイデアがあるか
これもよく考えねばなりません

そして、適正
開業となると、ただ病気を診て、治療するだけの能力では足りません
人を惹きつける魅力?みたいな能力も必要ですし
営業的な能力も、、
経営的な能力も必要ですし、
優れた医師だから、優れた開業医になる訳でもないと思います

また、跡を継ぐ場合には、
その建物の古さ、ローンも考えないといけません

多くの場合は、父の代で清算されていると思いますが、
既に20-30年経過している建物である事が多く、
新しく建て直す、リフォーム?
これも考えないといけませんが、最近の建築費用の異常な高騰は
既に、医院にかけられるコストを超えている印象
です

開業すると、職員の雇用もあるので、
自分だけではとどまらない大きな責任
を負うことにもなります

何も考えずに開業、継げばいいやの時代ではないという事です

開業しない選択肢では、
大きな病院で勤務医として働く事が一つ
急性期の病院、慢性期の病院、大きな施設など
その人に合った忙しさで選べます

大学病院で自分の興味ある分野を突き詰めていくという事も一つ
人生を充実させるという意味においては、知的好奇心が満たされるという事も
大きな充実になりますし、最先端にい続ける満足感、
教育、研究、臨床、様々な領域に触れる事ができるという点においては魅力的な選択肢
です

大学病院の問題は、
意欲ある医師が、開業や他の病院への勤務の選択肢を考えないで良いような
雇用環境を提供できるように、もっと改善させなければなりません

どの選択肢においても、リスクもありますが、
その人それぞれが、活き活きと毎日を過ごせる選択であれば良いのですが、
もともと決められた選択肢という事で、あまり考えずに選択すると
なかなか満足して毎日を過ごす事ができないかもしれません

私の場合は、
私の父が急逝したことから、
開業医、大学の医師の二足の草鞋
を履いています
これは、これでとても特殊な状況で、、
今の状態も、沢山の方々の支えによって、成り立っている訳で、
支えてくれている方々に本当に感謝しかありません

ですが、今後、どうしていくべきか、
やっぱり、色々と思い悩むことはあります
医師にとってのアラフォーの時期は、そういう時期なのだと思います

そういう中でも私の中でブレないのは、治療に困っている進行がんをわずらう患者さま方を治療したいという思いです
その思いだけは、揺らぎませんし、その点を中心に今を、そしてこれからを発展させていきたいと思っています

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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