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11β-HSD1阻害薬[9] Cushing病ではどうなのか

健康法
クッシング病は,日本では年間100人程度が発症する指定難病の一つで,発症機構・原因はさまざま[Cushing syndrome: Physiopathology, etiology and principles of therapy] です.したがって手術等で治療可能なものから治療法不明のものまであります.

ただほとんどの場合,コルチゾールの過剰分泌という症状を示すので,11β-HSD1阻害薬による治療が可能かを調べた報告があります.

Oda 2021

クッシング症状 又は 慢性的にコルチゾール過剰症状があり,他の治療法(手術・投薬)でも症状が改善しなかった16人を対象にして,塩野義製薬の 11β-HSD1阻害薬 S-707106[化学構造非公開] を200mg1回/日(★)を24週間投与した試験です.

(★) ただし12週目で効果不十分な場合は 2回/日に増量

塩野義製薬の 11β-HSD1阻害薬:S-707106とは,INCB13739と同様に 2010年に糖尿病薬として 第2相試験(NCT01240759)を実施して血糖低下効果は確認されたものの,その後の進展がみられていなかった薬剤です.

試験の評価項目は,クッシング病の特徴の一つである 耐糖能の悪化が S-707106により軽減できるか,具体的には糖負荷試験において 試験中の血糖AUC(

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