大学病院東洋医学科の処方について

内科医
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巨大な建物と医療の権威の相関があるのかな?

いままで自分の処方していた漢方薬を飲んでいた患者さん。
大学病院東洋医学科に受診して調子が悪い、と来院。

漢方処方をしている医師は専門医でも「柴胡剤」が好きだよね。
実際には黄連剤が必要なのに、さ。

その専門医の先生の肩書きは「大学病院助教授?」とか?
(´ヘ`;)ハァ

この様な立場のある医師が柴胡剤と黄連剤の区別も付かない現状。
患者さんを診察してため息の連続です。。。

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この患者さんは胃熱が強いので黄連剤の女神散を使っていました。
安定剤を沢山の服用している患者さんなので…直ぐには治らないよね。
そして大学病院東洋医学の助教授の診察を受けたのでしょう。
大学病院助教授の診断では「女神散」は女性の薬だからとの理由で
加味逍遥散に変更されたが調子が悪い、と。

「女」という文字は女神散には入っていますが…
この処方で多くの男性の健康が回復されています。

では、「加味逍遥散」は…どの様な処方なのでしょう?

これは柴胡剤なんです。黄連剤ではありません。
両者とも共通するのは「不安神経症的な病状に合う」だけです。

漢方専門医、それも大学病院助教授でも
柴胡剤と黄連剤の区別が付けられない…これが現状です。
黄連剤を使わなくてはならない患者さんに柴胡剤を使ったら病状は悪化します。

実際には漢方専門医の男性の先生も…
「自分自身で考えていると分からなくなる!」(この気持ちは分かるんだよなぁ~)
とのことで自分の診察を受けており「女神散はとても良い!」と。
自分は男ですが…女神散を飲んでみると良い感じの薬だと感じています。

こんな日常なのですが…

これを考えると権威って何なんでしょう?
「常識への信仰なのかな?」とか思わざるを得ませんよね。

今の時代…自分を大切にすると言いながらも
自分で考えない人が…とても多く、他人の考えに従うことばかりです。

自分で考えてみることの大切さ。
前の記事でも書いたように…自己主張は強い反面、自分で考えない。
自分で考える方が増えることを願っています。


Source: 病気って…なぁに?

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