≪私の記録 138≫ デポ注射 19回目 ~治療をやめるか続けるか... Ⅰ~

    2008年6月10日(火)

デポ注射 19回目

今日も晴れた

しかも30度近くまで上がるほど暑くなった

予約は3時半だったけれど
それでも暑くてつらかった

病院に行く日はいつも晴れてくれて
とても嬉しいのだが、
決まって暑い

次回の予約は珍しく
午前も午後もかなり空いていたが、
これからの季節、
暑さを少しでも避けるため
また3時半に予約を入れた

夕方の少し空いた病院で、
一人ボーっとしているのは
けっこう気持ちがいい

心が開放されるささやかな時間だ

先生に、

「(副作用による体調)どうだい?」

と聞かれて、私は首を横に振った

「全然楽にならない」

「ホットフラッシュか?」

と言われ、

『あぁ、そういえば、
 そんな言葉あったなぁ...』

と、思い出す

「あと、めまいと...」

と答えたが、
そんな一言二言では言い表せないほどの
具合の悪さに襲われるのだ

先生は、

「非浸潤がんだから
 再発の可能性もほとんどないし...。
 (治療)やめるか?」

って...

でも、

「副作用は、
 デポと内服のどっちが出ているかわからない」

と、先生は云っていた

「一応、抗がん剤の代わりでもあるし...」

とも云っていた

「(デポは)24回?」

と、聞いたら、

「“24回”は
 一応“安全期間”と云われているものなので、
 2年続けるのがいい」

らしい

“24回”だと治療が終わるのが10月

“2年”だと12月

先生は、

「今年いっぱいやらなくても、
 24回でいいな」

と...

そして、

「3分の2終わったんだから、
 もう少し(続けよう)...」

と...

「(治療)やめるか?」

そう聞かれたとき、
私は黙り込んでしまった

そうしたら先生が、

「そう云われても悩むところだよな」

と、私が一つ一つのことに、
神経質なくらい考える性格だということを
理解してくれているような言い方だった

でも先生が、
「非浸潤がんだから――」とか、
「24回でいい」とか云ってくれたことは、

『やっぱり私のがんは軽いものなんだ...』

と、思った

一人で考えていると、
どんどん悪い方へ、悪い方へと行ってしまって...

しかも具合が悪いときは、
特に最悪なことばかり考えてしまって...

たぶん、先生から見たら、

『私の病気なんて
 病気のうちに入らないんだろうな...』

と、思う

きっと、深刻に考えるのは私だけ...?

でも、転移の可能性は低くても
局所再発はあり得るよね...

しかも私のがん細胞が、
“明細胞がん”という結果を考えると、
転移も全く頭にないわけではない

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Source: りかこの乳がん体験記

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