カテーテル治療前医不能・・・

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

通常診療に加えて、
12月だけで7個の講演が入っていて、
大忙しです

お話しさせて頂く機会が貰えるのは
大変、ありがたいことですので、
本当に嬉しい限りですが、

発表があるなら、準備もありますので、
追われてしまいます

今日も予定がありまして、
アストラゼネカ社主催の
全国Webの会で、
中間期の肝細胞癌の治療に関して話をいたします

発表は多いですが、
治療は全く減らすことなく、続けています

どうしても難しい治療の方が
集まってきますので、気を抜くことができません

ご紹介しますのは、
治療難渋のステージ4A肝細胞がんの患者さま

前医でも、かなり積極的に治療されていて、
使える抗がん剤はほぼすべて使用しており、
前医の先生もカテーテル治療が上手な先生でしたので、

カテーテル留置も両側の足から行われ、動注化学療法も
受けておられる状況です

留置したカテーテルが、
血管の変化により、うまく肝臓全体に流れないようになってしまった
とのことで、

岩本内科にご相談に来られました

評価してみますと、
やはり、かなり複雑で、

肝臓の動脈の根元は閉塞していて、
腸の動脈を介して、肝臓の動脈に血液が送られていますし、
横隔膜の動脈も肝臓内の一部の癌に血液を送っている状態と判明
しました

まず、前医で留置されていたカテーテルを抜去し、
マイクロカテーテルを腸の動脈から、肝臓の動脈に繋がる血管に挿入し
、治療しました

スライド2
スライド4

次に下横隔動脈にも挿入し、治療しました

スライド6

それらに治療した後に、
改めてカテーテルを留置し、これからも継続的に加療ができるようにして
終了としました

治療後、肝臓全体のがんに薬剤が貯留していることが確認されます

スライド7

治療不能の状態でしたので、
まず、治療が再開できる状況になったので一安心です
だいぶ難しい治療でした

前医で治療ができない状況をお引き受けし、
治療をするというのは、
本当に大変です
ですが、ほとんどの場合、治療が可能な場合が多いです

さて、今週は治療もたくさん!
講演も3つ

良き医療を目指して、
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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