おはようございます。
「せっかく株式投資をやるなら儲けなければ意味がない」というのは万人に共通した心理でしょう。
はじめから損をすると分かっていて自分の大切なお金を投資する人はいませんから当たり前のことですね。
ところが、実際には世の中の大半の人があまりに難易度の高いゲームに気が付かないうちに参加し、自分の大事なお金を失っています。
そこで、本日は自分のお金を守るために絶対に守るべきルールを検討します。
ゼロサムゲームからは身を遠ざけ、プラスサムゲームにのみ参加しよう
事前にルールを理解せずにゲームに参加してはいけない
世の中には無数の投資機会がありますが、自分の参加するゲームを適切に把握することは最重要項目ですね。
現実の世界で考えてみれば、ルールも十分に理解していないゲームに参加して勝てるわけがないのですが、投資の世界では当たり前のようにやってしまう人が多いのは不思議です。
「今すぐにこの投資に参加すれば絶対に儲かる」「1ヶ月後には50%の利益が出る」という謳い文句につられてしまい、自分の大事なお金を失う人が跡を絶ちません。
これでは、何度負けてもお金が尽きるまでゲームセンターのゲームに課金し続ける人と変わりませんね。
こういった致命的なミスを防ぐためにもっとも重要なことは、短期的な成果を求めることを最初から諦めることです。
短期投資はゼロサムゲームであり素人が情報強者に勝つのは不可能
我々現代人は、変化の激しい時代で働く中で気が付かないうちに短期的な成果を追い求めるようになっています。
末端の会社員が10年後のビジョンを提案しても、「そんなことはどうでもいいから目の前の仕事をさっさと片付けろ」と言われるのがオチでしょう。
習慣の力は偉大ですから、毎日このような生活を続ける中で人間は徐々に長期的な視点にたって物事を考える力を失い、短期的な成果ばかりを求めるようになります。
「余計なことを考えずに目の前の作業に集中すればよいから助かる」という方もいると思いますが、自分の大事なお金を預ける投資となれば話は別です。
投資をする時も短期的な成果ばかりを追い求めてしまうと、気が付かないうちに最高難度のハードゲームに参加してしまうことになります。
投資の世界にはプロの投資家がたくさん存在しており、彼らは投資で儲けることが本職です。
我々個人投資家とは集まってくる情報の量や質、これまでの投資経験に雲泥の差があります。
短期投資はゼロサムゲームですので、儲かった人がいれば同じだけ損をした人が必ず存在します。
投資のプロと真っ向勝負すれば分が悪いのは明白であり、そのようなゲームからは距離をおくのが懸命です。
視座を高め長期的な視点を持った者だけで投資で成功できる
上記を踏まえますと、毎日の仕事では目先の短期的な成果を求められ続けるサラリーマンであっても、投資の世界ではより長期的な視点を持つことが重要です。
今後も資本主義社会が機能し続けることを前提とすれば、数十年単位では世界経済は拡大し続けていく可能性が高いからです。
このように、株式投資は短期ではゼロサムゲームですが、長期ではプラスサムゲームになるため、素人が勝つためには投資期間を長く確保するしかありません。
自分の投資をコントロールできるのは自分自身だけですので、本職がサラリーマンの方であっても、投資する時は会社の社長になった気持ちで10年〜20年先を見据えた投資を心がけたいものですね。
まとめ
株式投資は短期ではゼロサムゲームですが、長期ではプラスサムゲームになります。
特別な才能や技術を持たない一般人が勝つためには、長期的な視点を持ち投資期間を長く確保することが重要です。
【お金に対する正しい考え方を身につけるための必読本2選】
1. DIE WITH ZERO
お金はただ貯め込むだけでは意味がなく、上手に使って初めてその真価を発揮します。
資産形成が上手な方は「貯める」のがうまいですが、「使う」のを苦手にしている方も多いです。
本書を読んでお金の上手な使い方を身につけましょう。
2. サイコロジーオブマネー
お金のマインドセットを身につけるのに最適な一冊。
そもそもお金に関する根本的な考え方が間違っていては資産形成が成功するはずがありません。
『DIE WITH ZERO』と合わせて必ず読んでおきましょう!
【関連記事のご紹介】
「人生100年時代」においては、生涯を通じて資産運用を続ける心構えが重要です。
資産形成とは結局のところ「節約とVT」の一言に集約されます。
株式は売買するものではなく保有するものと考えたほうがよいでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント