彼との診察では、最近いつもノルキンをする。
僕がメッチャ忙しい日でも、今日も行く?と尋ねると、
良いんですか?!行きましょう!、ってなる((笑))
二人で歩くノルキンの時に、彼はいつも同じことを訊く。
先生、なんか仕事ないですか??
僕、家の中で、役に立ってる実感が欲しいんです。
ここで暮らしてて良いって、ちゃんと思いたくて。
脳転移症状が時々強度に出現する。
高次脳機能障害と言うのだけれど、
周りの理解はもちろん大切なのだが、
それ以上にご本人の苦しみは、底知れない。
今日もお電話で、悔し涙で僕は孤独だと話される。
愛する奥さんも献身的に彼を充分支えているのだが。。。
症状緩和の名のもとに、薬でボーッとしてもらうのは簡単だ。
でも、それはただ単にボーっとするだけで、苦しみを改善してはいない。
これを、解決できない苦しみとして薬で緩和するのは短絡的すぎる。
僕らは、生活再建(リハビリテーション)のプロとして、
彼の社会参加を考慮し、全人的復権にチャレンジすべきだ。
そうすることで、彼の苦しみを少しでも和らげたい。
みんなでアイデアを出し合おう。
僕なら、僕らなら、きっとできるはず。
楽しいことを考えるのは得意なんだから。
彼と二人ノルキンするの、僕、結構好きです。
忙しさも忘れて素直に遊んでる気持ちになれるから。
それで、今日はこの曲が浮かびました。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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