≪私の記録 203≫ 画像検査結果と、対側乳がんの疑い ②

今回の技師さんは、
優しくてよかった

前のひとも優しかったけれど、
今日のひとは
雰囲気がやわらかい感じだ

エコー検査なら
女性の技師さんでなくても
先生でよかったのに

実際に手術をしたのは先生だし、
私の乳がんのことを
わかっているのは先生だから、
本当は先生がよかった

まぁ、でも、少し前から
女性の技師さんが
検査をすることになったから、
仕方がない

右胸にプローブを当てられながら、
いろいろなことが頭を過ぎった

また針生検なんてことになって、
万が一、
“悪性”なんてことになったら――

今度は右腕も不自由になるのか...

そうしたら、
もうボウリングもできないな...

でも、しこりが小さいのなら
リンパ節に転移している可能性が低いので、
今度こそ旭川か札幌に行って
手術(センチネルリンパ節生検)を
受けようか...

...と――

でも、検査の結果は大丈夫だった

これからは経過観察は外せないだろう

もう見落としとか、嫌だ

デポ注射のときとは違って、
やはり椅子に座っての先生との面談は
話しやすい

デポのときはお腹に注射をするので、
診察台に横になったままなので
話をするような体勢ではないのだ

「注射が終わったとき、先生、
 “生理が戻る”って云っていたけど...」

と、生理のことを聞いてみた

「そんなに早く戻らないよ」

...そうか、
そんなにすぐは生理戻らないんだ...

ってことは、

“まだデポの副作用が
 残っていてもおかしくない”

ということか...

この体調の悪さも
もう少し辛抱する意味はありそうだ

「...うん...、いや、
 戻らなかったら、
 (今飲んでいる)タモキシフェンってことも
 考えられますよね」

と云うと、先生は、

「抗がん剤しているわけじゃないから、
 (生理)戻る可能性は高いよ。
 年齢的にもね」

「でも、生理が戻ろうが戻るまいが、
 身体的にはなんの関係もないですよね」

と聞いてみたが、その後に続く、

「どうせ子どもも産めないんだし...」

という言葉はさすがに呑み込んだ

先生は、

「ん...」

と、
なにか考えているように云いかけたが、
そのとき、おそらく、
私と同じことを思っていたのかもしれない

そして、

「薬が違ってくるからな」

と、云われた

「あ、そっか...」

閉経前と閉経後では、
使う薬が違ってくる

そういう意味では
3か月ごとの採血も必要...ということか

「これから3か月ごとに採血ね」

と、云われたので、

「1年に1度の画像検査は、
 何年くらい続けるんですか?」

と、
ついでにこれからの検査のスケジュールも
聞いてみた

「佐藤さんの場合、5年でいいよ。
 あと、必要に応じて、
 半年ごとに胸のレントゲンね」――

今日の採血とレントゲンの結果は、
1週間後に電話で聞くことになっている

デポのときと違って、
今日は病院から帰ってきても
気分が滅入らない

デポは、
“乳がんの治療で通っている”
という思いが強くて、

『自分は病気なんだ、“がん”なんだ』

と、意識しないわけにはいかなかった

だいたいデポを打った日の夜は
特にうつ状態が強くなった

悲しくて、
切なくて、
やるせなくて落ち込んでいたけれど、
今日はとても気分が軽い

それに伴って副作用も軽い

“薬の副作用”というより、
精神的なものから来ている部分も
あるのかもしれないな

...ということで、
次回の外来はは5月

“3か月”って考えると長いけど、
きっと、
あっという間に来るのだろうな

その前に、半年ごとに受けている、
婦人科検診が1か月後に迫っている

婦人科は恥ずかしいし痛いし、
本当に憂鬱だ...

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Source: りかこの乳がん体験記

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