むかし嫌いだった、
「頑張って」という言葉
がんに罹患したひとやそのご家族が、
「これ以上、なにを頑張れと言うの?」
「私、頑張っていないの?」
「こんなに頑張っているのに、
まだ“頑張れ”と?」
などと、よく言っていた
それは私も同じだった
が、時が経てば、
それも許せるようになってくる
だって、日本語には
ほかに当てはまる言葉がないから
それに、悪意があって
かけてくれている言葉ではないと思うから
応援してくれている気持ちが
あるからこその言葉だと思う
...と、ようやく思えるようになった
まぁ、
“社交辞令みたいなもの”と思えば
少しは楽に受け止められるのかもしれない
それよりこの数年、
「頑張って」より嫌いになった言葉がある
それは、
「かわいそう」だ
「かわいそう」
そう言われると、傷つく
上から見られているような、
状況によっては
馬鹿にされているようにも思えてくる
そもそも、漢字にすると
“可哀想”
なんだか字面がよくない
で、この言葉の意味を
改めて調べてみた
【かわいそう(可哀想)】とは――
○みじめな状態にある人に対して、
同情せずには
いられない気持ちであること
○不憫なさま
○弱い立場や
逆境に置かれているものに対し、
あわれに思って
なにかをしてあげたくなる気持ち
○気の毒な相手に対して、
同情する気持ち
みじめとか、
不憫とか、
同情せずにはいられないとか、
弱い立場、
あわれに思われる、
なにかをしてあげたくなる...
って、なんだか失礼だ
しかも“みじめ”とは、
とてもまともに見ていられないほど、
恵まれないひどいさま
“不憫”とは、
あわれむべきさま
...らしい
そんな同情なんて要らないよね
40代でがんになった患者さんお話
抗がん剤治療中、
「若いのに
(がんになって、抗がん剤をして)、
可哀想にねぇ」
と、言われたことがあるらしい
なんだかこの言葉も
他人事な印象を受ける
彼女はこう言っていた
「だから、こう言い返しました。
“はい。若いから、
抗がん剤に耐えられる体力が
あるんです!!”と」
彼女の強さに驚いた
私には
こんなに機転の利く返しはできないな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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