2009年11月18日(水)
今日はがんサロン
今回で10回目だ
今回は放射線の先生が、
「(サロンが)どんなものか、
一度見てみたかった」
と、飛び入り参加
私も放射線治療のとき、
お世話になった先生だ
ちょっと怖いイメージで、
正直、苦手だった
治療のことや病院の問題点など、
いろいろな話が聴けた
それにしても、
こうして医師自ら参加してくれるなんて、
なんてありがたいのだ
もしかしたら、
この病院に『がんサロン』があること自体、
知らない医者もいるかもしれないのに
今日は参加者の、
60代の乳がん経験者の女性が
センチネルリンパ節生検について
サロンで講義したかったらしく、
でも放射線の先生の思わぬ参加で
時間がなくなり、
講義できなくなった
(個人的には、「免れた」という感想)
が、きっと次回、
やることになるだろう
「なぜそんなこと、
この場でやらなければならないのだろう」
と、ちょっとムカついてしまった
彼女自身は、
「毎回毎回ここ(サロン)に来て、
だだお喋りして、
“毎回こんなんなの?”と、
参加者に飽きられる。
だから、なにかしようと思って...」
というようなことらしいのだけど、
まぁ、わからなくはないけれど、
でも、私は、
“ここはお喋りする場”だと思っているし、
そもそも、なぜ、
彼女が仕切られなければならないのか...
しかも、“センチネルリンパ節生検”は、
“乳がん”に限局されている
ここは、『がんサロン』
様々な部位のがん患者や家族の方が
参加されている場だ
それに、みんなすでに手術を終えている
今さらそんな話を聴いてどうなるのか...
それも、医師や看護師さんが
講義をするならまだわかる
なぜ、
医療従事者でもない素人の彼女から
レクチャーされなければならないのだろう――
なんか、違うと思う
みんなとの雑談の中での話ならまだしも、
資料までどっさり持ち込んで来ていた
センチネルリンパ節生検の話なんて、
私、聞きたくない!!
受けたくても受けられなかったのだから!!
それに、“センチネルリンパ節生検”、
この病院じゃやってない
保険適用外*だし、
やっている医療機関は限られている
彼女自身は、
この街から車で3時間ほど離れた、
旭川の病院でセンチネル受けたみたいだけど、
乳腺ではこの辺りで
名の知れた先生に
手術を受けたらしい
いつも自慢げに話している
センチネル受けたのも、自慢?
それに、
この病院ではやっていない生検の話をするのは
この病院にも失礼だと思う
患者さんだって、
「え? 私の手術(腋窩リンパ節郭清)、
しない方がよかったの?」
「この病院の手術じゃダメなの?」
「やっぱり都会の病院に行かなきゃダメなの?」
と、思う人はきっと出てくる
とにかく、仕切りすぎて困った
がんサロンを立ち上げた、
ソーシャルワーカーの方がやることまで
奪い取って進行していた
70代くらいの男性の参加者(がん患者)が
発言しているにもかかわらず、
「はい、もういいです!!
わかりました!!」
と、遮ってもいた
「何様?」と、思った
男性がなんだかかわいそうだった
もう誰も口を出せない状況
異様な雰囲気に包まれた
『がんサロン』は、みんな“仲間”だよね?
平等だよね?
誰が偉いわけでもないはず
みんながつらさや痛みを語り合って、
励まされて、
元気もらって、
共感しあって――
そんな場なのに...
だったら自分で患者会立ち上げて、
牛耳ればいい
私はそんな患者会、
行きたくないけど
「なにかをしよう」と
一生懸命なのはわかるけど、
でも、やっぱり、ちょっと違うと思う
このサロンを立ち上げた、
ソーシャルワーカーの意向が
無視されているような気がする
彼女、
「がんサロンに
もっとたくさんの人に来もらうように、
(私たち参加者が)宣伝をして
人を集めろ!!」
とも云っていた
それ、営業ですか? ノルマですか?
ここは、強制して来てもらう場じゃない
本当は、がんで心が病んでいる人なんか
いない方がいい
だから本当は、
サロンに来る人が少ない方が
しあわせなことだと思いたい
彼女、サロンは第2回から
時々参加している
最初は、
「そういう人...」と、
当たらず障らずでここまで来たが、
今回はちょっと目に余りすぎだ
以前、
「がんサロンは、
こういうあり方で...」
と、みんなで話し合って
結論が出ていたのに全く無視
自分本位も甚だしい
このままだと、
バトル勃発!!...かも
彼女のこと、
こんなふうに思っているのは、
私だけなのだろうか...
【後 記】
*)センチネルリンパ節生検が
保険適用になったのは、2010年
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Source: りかこの乳がん体験記
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