おはようございます。
度重なる利上げの影響を受け、米ドルMMFの利回りが5%近い水準になっています。
これは「ドル建てであればほぼノーリスクで5%の利回りが得られること」を意味しています。
現状、米ドルMMFを保有するだけで5%近い利回りになっています。
この高金利下では株価の爆発的な上昇は臨みにくいですね。
今はコツコツと株を仕込み、将来の爆発に期待しましょう。— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) October 29, 2023
もちろん、日本円で生活する日本人投資家にとっては、為替変動のリスクがありますので米ドルMMFはリスク資産です。
とはいえ、一般的な「高配当株」でも配当利回りは5%に満たない中、米ドルMMFの利回りが5%というのは魅力がありますね。
この状況では株価が上がらなくても致し方なしと言えるでしょう。
米ドルMMFの金利が5%!高金利下では株価の爆発は期待できず、コツコツ仕込もう。
1. 米ドルMMFの金利が5%近い異常事態に!
以下がSBI証券で販売されている米ドルMMFのラインナップです。
商品によって利回りに若干の差がありますが、いずれも5%近い利回りになっています。
外貨MMFは外貨預金と異なり厳密には元本保証ではありませんが、外貨ベースでは元本割れすることはほぼ無く、極めて安全性の高い商品と言えます。
ただし、為替変動の影響を受けますので、我々日本人投資家にとっては円貨ベースで元本割れする可能性が十分にあります。
2. 「高配当株」よりMMFの方が利回りが良ければ株は売れません
為替変動の観点から、米ドルMMFはドルベースでは元本割れのリスクがほぼゼロであるものの、日本円で生活する日本人投資家にとっては安全資産とは言えません。
しかし、ドル建てではノーリスクに近い資産であり、その利回りが5%というのは驚くべき水準です。
一般的な「高配当株」の利回りでも5%には届きません。
しかも高配当株は株ですので、相場の影響を相当に受けます。
米ドルMMFを保有しておけば、価格変動のリスクを抑えながら高配当株を上回る利回りが得られるわけです。
この状況では高配当株から資金が逃げ、株価が上がらなくても致し方ありません。
3. 将来の株価爆発に備えてコツコツ仕込みましょう
以前から米ドルで外国株投資をしている方で、ドルの投資余力が残っている場合、その資金を5%の利回りが得られる米ドルMMFで保有するのは理にかなっています。
しかし、この超円安局面において、円高に進む為替リスクのある米ドルMMFに新規で投資するかは悩ましいところですね。
個人的には、この超高金利が解消されるまでは株価の爆発的な上昇は難しいと思います。
しかし、逆に言えば比較的安い株価のまま株を仕込むチャンスとも考えられます。
日々厳しい相場が続いていますが、投資を始めたばかりの方は将来に向けたチャンスととらえ、5年後〜10年後の株価爆発に期待したいですね。
まとめ
度重なる利上げの影響により、米ドルMMFが5%近い利回りになっています。
「ドル建てであればほぼノーリスクで5%とれる」状況では株価は上がりませんね。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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