南米のパナマでは、生物多様性地区での銅採掘をめぐって大規模なデモ活動が繰り広げられています。一部の環境保護運動の参加者が、道路上にバリケードを形成し、抗議活動を行っていたところ、道路封鎖に激怒した運転手によって2名の参加者が射殺されるという事件が2023年11月7日に発生しました。2023年11月7日にパナマシティ西部のチャメ地区の高速道路で発生したこの事件は、弁護士兼大学教授のケネス・ダーリントン容疑者によって起こされたものです。
ダーリントン容疑者は道路を封鎖するデモ隊に対して当初は説得を行っていましたが、デモ隊との口論に発展したダーリントン容疑者は自身のポケットから拳銃を取り出してデモの縮小を要求。しかし、デモ隊はダーリントン容疑者の要求を聞き入れませんでした。そして、デモ参加者の1人がダーリントン容疑者に近づくと、ダーリントン容疑者はわずか数メートルの位置からその参加者に対して発砲しました。
現場に恐怖や動揺が走る中、ダーリントン容疑者はデモ隊が建てていた石やタイヤのバリケードを解体しました。そのさなか、別の参加者がダーリントン容疑者に対して立ち向かったものの、再びダーリントン容疑者はその人物に向けて発砲。撃たれた参加者は胸を押さえて道路脇に倒れ込みました。
その後、現場に駆けつけた警察によってダーリントン容疑者は現行犯逮捕されました。また、ダーリントン容疑者によって銃撃された2名のデモ参加者はその日のうちに死亡が確認されました。
生物多様性に富んだジャングルが存在するチャメ地区では、カナダに本拠を置く鉱山会社「First
Quantum
Minerals」が、この地域最大の銅鉱山を20年以上採掘することを認める大規模な契約を地元当局と結ぼうとしていました。
一部の環境保護活動家は、この契約に対して抗議活動を展開し、ダーリントン容疑者による銃撃事件発生までの3週間に渡り、高速道路の封鎖を行ってきました。
海外メディアのNew
York
Postによると、この道路封鎖によって、食料や燃料、医薬品の輸送に影響が出ているだけでなく、企業は毎日最大8000万ドル(約120億円)もの損失が発生し、付近の学校は1週間以上閉鎖されているとのことです。
77歳の弁護士らしく、
「人を殺す気か?」と聞かれて
「最初になりたいか?」と答えたらしい、、、映画かよw— AKI (@akiyoshi1997) November 9, 2023
【パナマで老人が環境活動家2名を射殺】
『俺が今すぐ二人分のCO2を減らしてやるよ』
環境活動家が3週間に渡り高速道路を封鎖。犯人は、弁護士兼教授で、高齢のため収監されずに自宅軟禁になる可能性が高いとのこと。そこまで考えて犯行に及んだのなら、完全にダークヒーローだろ。 pic.twitter.com/UmbkLtosHe
— お侍さん (@ZanEngineer) November 9, 2023
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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