「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は最低コストだが、新NISAで買うならeMAXIS Slimか

内科医

 

おはようございます。

「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は業界最低コストと魅力的なポイント還元があり、優れたファンドであることに間違いありません。

 

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しかし、新NISAで投資するとなると話は別です。

NISAでは下手な売買は繰り返さない方が効率がよく、一度買ったらできるだけ長期間保有し続けるのが原則です。

そうなると、「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は大変優れた商品だけれど、実際の運用実績が不明というのが不安になります。

 

 

私なら、少なくとも初回の運用実績を確認するまでは新NISAでの投資は避けますね。

 

「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は最低コストだが、新NISAで買うならeMAXIS Slimか

 

「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は間違いなく売れるが…

はじめに言っておきますが、私は「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」否定派ではありません。

めちゃくちゃ優れた投資信託であり、業界最安を実現した超低コストやポイント還元を含め、新NISAで主役になれるポテンシャルがあると思っています。

 

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しかし、「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」は2023年10月末に発売されたばかりの若いファンドです。

少なくとも初回の運用実績報告を見てみないことには、ファンドが正確に運用されているのか、隠れコストはどのくらいかが把握できません。

「多分優れているけれどそれを証明できる実績がない」というのが新NISAで投資する上では不安要素になります。

 

新NISAで買うなら実績豊富なeMAXIS Slimシリーズが無難

課税口座で買う場合、売買の手続きに数日程度かかるものの、基本的にいつでも売却して他のファンドを買い直すことができます。

新NISAの場合、現行のNISAとは異なり、途中で商品を売却しても取得価格分の非課税枠が復活しますが、それは翌年以降です。

同じ年に何度も「売って→買って」ということはできません。

 

そう考えますと、一度買ったら自信を持ってホールドし続けられる安心感というものに大きな価値が生まれます。

その点、eMAXIS Slimシリーズであれば、

・過去5年以上にわたって業界最低水準の低コストを実現し続けている

・運用実績が豊富で隠れコストも小さく、実質コストも明瞭

・S&P500やオルカンなどの主力商品の純資産総額は1兆円超え

という安心感が桁違いです。

 

最低コストで競争する時代は終了。投資信託は実績と信頼度で選ぼう

私は、インデックスファンドが低コストで争うのは限界に到達していると考えています。

10年前までは外国株インデックスファンドの信託報酬は0.5%〜0.7%が常識であり、いくらでも値下げする余地がありました。

今や全世界株式やS&P500に連動するインデックスファンドの信託報酬は0.05%〜0.1%と超低コストになっており、VTやVOOなどのETFと比較しても遜色ありません。

もはやこれ以上引き下げる余地がない段階に来ています。

 

これからは些細なコスト差ではなく、「きちんとした運用実績を示し、信頼できる商品であり続けられるか」が問われるのでしょう。

コスト差で勝負できないとなると、現時点までに積み上げてきた実績を覆すのは容易ではありません。

よほど大きなミスをしない限り、eMAXIS Slimシリーズに投資しておくのが無難という時代が長続きしそうです。

 

まとめ

「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」は業界最低コスト+ポイント還元でものすごく魅力的な商品です。

しかし、新NISAで購入するとなると、最低でも初回の運用実績を確認してからが無難だと思います。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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