あんたがな、そうなら、ついでに教えてくれ。
『そうなら』って、なにか。
彼は高校・大学時代ラグビーをされていて、
ポジションは、フッカー2番でスクラムを組み、
そのスクラムを一番コントロールしている、
超重要なセンターラインのポジションだったそう。
僕はスクラムハーフ9番ですって、お伝えしたら、
あんたがな『そうなら』ついでに教えてくれって。
わしの病気、治らんのか?
このお尋ねに僕は、うん。ってしか答えられなかった。
でもその後、彼は、わしなスクラムまあまあ強かったんやで。
そうおっしゃった後、先生、ちょっと見といてくれや。
っておっしゃって、ベッドからムクって起き上がり、
トイレまでの歩行を見せて頂いた。
病気のせいで、排尿時痛も酷いのだが、
内服の方法も覚えて頂き、症状は和らいでいた。
ベッドに黙って、お戻りになり、
先生待ってるわ。また頼むな。と一言。
今日、リハビリテーションを再開した僕らは、
作業療法士と訪問。彼女のリハビリアプローチを、
にこやかに、穏やかに、受け止められ、そして、
身体を何度も、寝返らせ動かれていた。
ラグビーの練習で、タックルされて倒された後、
速やかに起き上がるとてもしんどい練習がある。
まるで、それを見ているようで、
病気とそれでも戦おうとするラガーマンの姿があった。
その横で、奥さんと話しながら、
彼のチャレンジのリハビリを眺めながら、
このひと、ラグビーしてきたから、
でも、してるの見たこと無いけど((笑))、
やっぱり動き良いわね。口は乱暴やけど、
スクラム組んでる人は優しいのよ((笑))
って、旦那さん自慢をされていた
さあ、リハビリテーションで行こう
僕らの進む方向は、間違っていない。
ご主人と奥さんをまだもう少し、
こうして結んでいて欲しい。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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