おはようございます。
SBI証券から、米国高配当株ETFのVYMとSPYDに投資し、年4回決算で分配金が支払われるタイプの投資信託が新発売となります。
1) SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
2) SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
名前が長すぎるので、本記事内では「SBI・VYM」「SBI・SPYD」と略します。
これまでも米国高配当株ETFのVYMに投資するファンドはありましたが、今回は決算ごとに分配金が支払われるタイプの新しい商品になります。
以下で詳細を見ていきます。
【新NISA成長投資枠】「SBI・VYM」「SBI・SPYD」が新発売!年4回分配金が欲しい人向け。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)の概要
まずは「SBI・VYM」の概要を見ていきます。
以下のみらいよたろうさんのポストがよくまとまっていますので、先に載せておきますね。
VYM投信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
▼SBI・V・米国高配当株式インデックスファンド(年4回決算型)
✅VYMに投資する投資信託
✅信託報酬:0.1238%(うち、0.06%がVYMのコスト)
✅2月、5月、8月、11月が分配月
✅2024年1月30日運用開始VYMも投信で買えるなんて、どんどん便利になりますね✨ pic.twitter.com/V1nRxAHY6u
— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) December 22, 2023
要点としては、
・米国高配当株ETFの中で、株価上昇と配当利回りのバランスがよいVYMに投資できる
・信託報酬は0.1238%と低コスト
・2月、5月、8月、11月の年4回分配金が支給される
となります。
VYMに関する私見ですが、
「HDVやSPYDなど他の高配当株ETFと比較して配当利回りは低いものの、構成銘柄やセクターのバランスがよく、一定の株価成長も期待できるETF」
だと思います。
今現在の配当狙いだけでなく、将来の株価や配当成長も期待して長く保有するのにおすすめな銘柄です。
SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
次に「SBI・SPYD」の概要を見ていきます。
こちらもみらいよたろうさんのポストを先に載せておきます。
SPYD投信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
▼SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックスファンド(年4回決算型)
✅SPYDに投資する投資信託
✅信託報酬:0.1338%(うち、0.07%がSPYDのコスト)
✅2月、5月、8月、11月が分配月
✅2024年1月30日運用開始ついにSBIがやってくれたwこれは買いたいw pic.twitter.com/EDvRd4WICv
— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) December 22, 2023
要点としては、
・米国高配当株ETFの中で最も利回りの高いSPYDに投資できる
・信託報酬は0.1338%と低コスト
・2月、5月、8月、11月の年4回分配金が支給される
となります。
一方、SPYDの弱点は、
「S&P500の500社のうち、配当利回りの高い80社を機械的に選んでいるため、業績悪化による株価暴落で見かけ上高配当になっているダメ銘柄も入り込んでしまう」
ことでしょう。
よって、今後も配当利回りは高水準維持が期待されると思いますが、株価上昇によるキャピタルゲインは望みにくい銘柄だと思います。
「SBI・VYM」と「SBI・SPYD」の違いがよく分からないという方は、以下のおしろまんさんのポストを見ておきましょう。
めちゃくちゃ分かりやすい図で内容がよくまとまっていますね。
SBI証券で新発表。遂にSPYD、VYMといった高配当ETFのスターたちが投資信託で登場だ。新NISAにも対応予定なので選択肢として考えたい人も多いはず。今のうちに、手数料や構成セクターの内容を把握しておこう↓ pic.twitter.com/4mbEiN802P
— おしろまん@資産形成の図解屋 (@oshiromandayo) December 22, 2023
【重要】「SBI・VYM」と「SBI・SPYD」の配当課税について
次に、米国高配当株を買う時に最も気になる「配当課税」についてです。
米国ETFでVYMやSPYDを購入した場合、米国内と日本国内で配当金に二重課税されてしまいます。
確定申告時に外国税額控除の手続きをすることで外国税の一部は返ってきますが、その手続きは面倒です。
以下の表のとおり、「SBI・VYM」「SBI・SPYD」を購入すれば、確定申告なしで米国配当課税の控除を受けることができます。
配当金の取りこぼしを防ぐという意味でこれは非常に大きなメリットですね。
(SBI証券から発表)
ただし、NISA口座では元々日本国内の配当課税はかからず、二重課税にならないため、外国税額控除の対象にはなりません。
複雑ですが、せっかく米国高配当株を買うなら配当課税は絶対に理解したうえで投資したいですね。
まとめ
年4回分配金が支払われるタイプの「SBI・VYM」「SBI・SPYD」が新発売されます。
確定申告時の外国税額控除の手続きをしなくても、米国配当課税の控除を自動で受けられるのは大きなメリットですね。
【新NISA開始までに読んでおきたいインデックス投資本2選】
1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)
この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。
「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。
もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。
インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。
2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、
「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」
「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」
など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。
投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。
自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。
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年間投資枠が360万円に拡大されたことで、新NISAでは「入金力」がますます重要なファクターになります。
配当金は税効率はよくありませんが、長期投資を続けるうえで大きなモチベーションになりますね。
「Slimオルカン」と「楽天・オールカントリー」の信託報酬が0.05%台というのは奇跡です。本家VTより安いのですから。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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