【資産形成の3本柱】「給与天引き貯金」「新NISAでオール・カントリー投信積立」「オルカン20年放置」です。

内科医

 

おはようございます。

2024年からの資産形成の王道ですが、

1) 給与天引き貯金

2) 新NISAでオール・カントリー系投資信託の毎月積立

3) オルカンを売らずに20年以上持ち続ける

の3つで終わりです。

 

 

はじめに「投資用口座への自動振込設定」「投資信託の毎月積立設定」をしてしまえば、後は毎月きちんとお給料を稼ぐだけで何もやることはないのです。

もし可能ならば、投資戦略をあれこれ考えるのではなく、少しでも収入アップの方法を考え、上がった収入の分毎月の積立金額を増やせれば最強ですね。

 

【資産形成の3本柱】「給与天引き貯金」「新NISAでオール・カントリー投信積立」「オルカン20年放置」です。

 

ステップ1:給与天引き貯金

ステップ1は「給与天引き貯金」です。

この第一段階が、資産形成の中でももっとも重要な習慣と言えるでしょう。

成功させるコツは、「毎月の給料が振り込まれた瞬間に、別の投資用のお金を貯める口座に自動振込させること」です。

そして、残ったお金の範囲内で毎月の生活をしましょう。

 

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人間の意思の力は弱いもので、目の前の口座に入っているお金は際限なく使ってしまいます。

銀行口座を目的別に使い分けることで、その口座に入っているお金の用途が見えやすくなり、節約・貯蓄効果が高まるでしょう。

これが毎月当たり前のようにできていれば、その時点で資産形成は8割くらい成功しています。

 

ステップ2:新NISAでオール・カントリー系投資信託の積立

ステップ2は「新NISAでオール・カントリー系投資信託の積立」をすることです。

インデックス投資の期待リターンはせいぜい年率5%程度と言われています。

よって、20年〜30年と時間をかけてゆっくりと資産を増やしていくしかありませんが、通常の課税口座では売却時に利益の約20%が課税されてしまいリターンが下がります。

NISAを使えば、利益にかかる20%の税金が非課税になるわけですから長期投資家にとっては使わない理由はありません。

 

もちろん、売却時に損失が発生している場合はNISAを使うメリットはありません。

しかし、S&P500などのインデックス投資の場合、15年〜20年継続することで元本割れのリスクを限りなくゼロに近づけることができるという力強いデータがあります。

 

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よって、基本的に「NISAやiDecoなどの非課税口座は使えるだけ使うのが正解」なのです。

 

ステップ3:オルカンを積み立てていることを忘れて放置する

ステップ3は「積み立てたオルカンを放置する」だけです。

「何もしなくていいのだから誰にでもできる、楽勝!」と思われるかもしれませんが、これが意外に難しいのです。

 

オール・カントリー系の投資信託に投入した自分のお金は、その次の日から毎日の相場に合わせて上下することになります。

投資経験が長くなると、数千円どころか、1日で数十万円〜数百万円動いても何も感じなくなってきますが、それはだいぶ後の話です。

はじめのうちは自分の投資したお金が毎日増えたり減ったりするのが気になってしまう人が多いでしょう。

 

NISAは頻回の売買には向いておらず、通常の課税口座と比べてリバランスなどの調整も難しいです。

となると、私としては「どうせ積み立てる以外に何もできないなら証券口座の画面を開かない」ことをおすすめします。

画面を開くとどうしてもあれこれやってみたくなるので、百害あって一利なしですね。

 

まとめ

2024年からの資産形成の王道は、

1) 給与天引き貯金

2) 新NISAでオール・カントリー系投資信託の積立

3) オルカンを20年以上持ち続ける

の3つです。これ以外は全て無視してもよいでしょう。

 

【新NISAをやる前に読んでおきたいインデックス投資本2選】

1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)

この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。

「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。

もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。

インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。

 

2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)

こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、

「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」

「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」

など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。

投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。

自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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