おいショウタロー、田中の家の方針は、
鳥取のおじいちゃんの頃から一緒や。
自主自立。好きなように生きればいい。
よお覚えとけよ。おいショータロー。
フワッと辿り着きお世話になったとこで、
根を生やし自分の力でなんとかすればいい。
そこで、好きなように生きればいい。
自由なかわりに全部オマエの責任やからな。
聴いてんのか？！おいショウタロー。
酒飲みが大ッキライのオカンは、
そんな時間には、もうリビングのソファで、
眼鏡をしたまま朝刊を読みながら寝ている。
そんな時間には酔っ払いの親父の相手は決まって僕で、
僕が大学院に行ってた頃の親父は、55歳頃で、
冒頭の話を、お酒に付き合う僕によくしてたのを思い出す。
今日50歳になった。あの日の親父の歳に近づいた。
多くの人にお祝いの言葉を頂き、心から感謝している。
とっても嬉しいお祝いの言葉の数々。ありがとうございます。
お返事はゆっくり皆様にしていこうと思います。
自主自立。好きなように生きればいい。
今日も患者さんと『ザイタク』を取り組んできた。
ふと変な気持ちになった。
好きなように生きたい。患者さんばかりだ。
よく考えてみれば当たり前だ。
AD・ACPやリビングウィル、人生会議、
他にも尊厳死とかなんとか、こんなものホンマに必要か？
大好きな親父は言っていた。好きなように生きればいい。と。
50歳になった今日。50代こそ、好きなように生きよう。
押し付けることなく、患者さんと共に『ザイタク』に向き合おう。
自分が好きなように生きればいい。それこそ尊厳『暮らし』。だ。
そして、それが一番僕のやりたいこと。
明日からまた、やるからじゃあな。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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