おはようございます。
新NISAが始まって1ヶ月が経過しました。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券では、それぞれNISAで購入されている投資信託のランキングを公表しています。
実際、どこの会社でも「eMAXIS Slim オール・カントリー」「eMAXIS Slim S&P500」の1位、2位は変わりませんが、トップ10にランクインしている商品は意外に異なります。
eMAXIS Slimシリーズが他を圧倒しすぎていて、他の投資信託が霞んでしまいますね。
楽天プラスシリーズ、SBI・Vシリーズ、ニッセイなどは相当良い商品だと思いますが、それでも「eMAXIS Slim」でいいかとなってしまう。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) January 11, 2024
本日は、楽天証券のNISA投資信託ランキングを紐解き、どんな商品が人気を集めているのか分析してみたいと思います。
【楽天証券 新NISA投資信託ランキング】eMAXIS SlimオルカンとS&P500の二強は盤石。楽天・オールカントリー、楽天・NASDAQ100も人気!
eMAXIS Slim オール・カントリーとS&P500の二強は盤石
楽天証券の新NISA投資信託ランキングトップ10を見ていきましょう。
1位、2位は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
SBI証券でもマネックス証券でも1位、2位を独占していますので、圧倒的な売り上げを誇っていることが分かります。
「つみたて投資枠」は投資対象の指数(インデックス)が限られているため、必然的に全世界株もしくは米国株(S&P500 or 全米株式)のインデックスファンドを選ぶことになります。
「成長投資枠」だけ使うというマニアックな方を除いて、多くの人が今後も「Slim オルカン」「Slim S&P500」を買い続けるでしょうから、この2商品は盤石と言えそうです。
楽天・オールカントリー、楽天・S&P500など楽天・プラスシリーズも人気
「Slim オルカン」「Slim S&P500」の二強に続くのは、「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」です。
新NISA開始に向けて様々な商品が発売されましたが、結局のところ、オーソドックスな全世界株もしくは米国株インデックス投資が広く支持されていることが分かります。
1月26日(金)から楽天証券のiDeCoに「楽天・オールカントリー」と「楽天・S&P500」が追加されました。
これまで楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)や楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)に投資していた人が、「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」にスイッチングする可能性はかなり高いです。
iDeCoからの資金流入も考えると、「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」はeMAXIS Slimに追随するメガファンドになる可能性がありますね。
NASDAQ100やSOX、FANG+などハイテク関連も上位ランクイン
NASDAQ100やSOX(半導体関連株)、FANG+などのハイテク関連も上位にランクインしています。
2023年〜2024年始にかけて、GAFAMを始めとする米国大手IT銘柄、NVIDIAを筆頭とする半導体関連銘柄が絶好調なので、それに引っ張られる形でよく売れています。
楽天証券の強みは、「楽天・NASDAQ-100」「楽天・SOX」の2商品を独自で用意しており、それぞれ信託報酬が業界最安であることです。
「ニッセイ・NASDAQ100」「ニッセイ・SOX」の方が先行して発売されているため純資産総額は積み上がっており(NASDAQ100が約750億円、SOXが約100億円)、信託報酬もほとんど変わりません。
しかし、楽天・プラスシリーズは投信残高ポイントプログラムの対象で、「楽天・NASDAQ100」「楽天・SOX」は年率0.05%のポイント還元が受けられるのが強みです。
これらの状況を踏まえると、今後も「Slim オルカン」「Slim S&P500」の二強を軸として、「楽天・プラス」シリーズが上位を占める形が続くのではないかと予想されます。
【投資初心者の方におすすめの本2選】
インデックス投資をこれから始める方は、山崎元先生の本を一冊は必ず読んでおきましょう。
おすすめは『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい』と水瀬ケンイチさんとの共著『ほったらかし投資術』です。
まとめ
楽天証券のNISA投資信託ランキングをご紹介しました。
eMAXIS Slim オール・カントリーとS&P500は別次元の強さを誇っていますが、それ意外だと投信残高ポイントプログラム対象の「楽天・プラス」シリーズが強いですね。
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新NISAでハイテク株に投資するなら、「ニッセイ・NASDAQ100」と「ニッセイ・SOX」をぜひ検討対象に入れましょう。
クレカ積立の上限枠が月10万円に拡大される方針です。
もしそうなれば「つみたて投資枠」の全てをクレカ積立で埋めることができます。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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