ロシアのウクライナ侵攻から2年たって、元自衛官でヒゲの隊長こと自民党の佐藤正久参院議員とともに討論している中、宗男氏は「ゼレンスキー大統領が、そもそも大統領にふさわしい人だったのかどうか。政治家としての基礎体力を誰も見てませんね。政治経験は何もない。コメディアンで、大統領選挙があって、たまたまテレビ映画で大統領職で成功したものだから手を挙げて出て、なった人」とウクライナのゼレンスキー大統領の政治家としての資質に疑義を唱えた。これに橋下氏は「それを言い出したら、僕だって政治経験はない中でテレビ出演者の立場ですよ」とかみついた。すると宗男氏は「テレビ出演と政治の世界は違う。政治家というのは本来、『オレはなりたい』と目標を持って勉強したり、それなりの道に来るもんです」とピシャリ。橋下氏は「今の永田町の政治家がふさわしいかといったら、あんな裏金ばっかりやって、それは抜きにしましょう。資格問題は。(選挙で)選ばれた人なんですから。民主国家で」と反論したが、宗男氏は「選挙に選ばれたが、それが良かったかどうか考えないと」と譲らなかった。
ロシアを昨年訪問している鈴木氏は日本の新聞各紙の論調を挙げ、「ゼレンスキーは今も『武器をくれ、資金援助を』と他力に頼っている。自前で戦えないならば止やめるべきではないか」と主調。「戦争が長引けば犠牲者が出る。戦争で犠牲になるのは、子ども、女性、お年寄りが多い。それぞれ世界でたった一つの命を失わせてはならない。ゼレンスキーが本当の愛国者なら、和平、停戦を申し出て、話し合いをすることである」と記し、「プーチン大統領は話し合いには応じる意向を示している。頑かたくなに拒こばんでいるのはゼレンスキーである」と批判的につづった。そのうえで「ウクライナが勝利することはあり得ない。ならば一刻も早く和平に向かって話し合うべきである」と私見を披露した。
ロシアの軍事ブロガーが先ごろ、ウクライナとの戦闘によるロシア軍の損失規模を投稿で暴露した後に死亡したことが分かった。ロシアの反政府活動家、アレクセイ・ナワリヌイ氏が16日に急死してから1週間もたたずに、新たな不審死のニュースが伝えられたのだ。プーチン大統領が再選するとみられる今年3月の大統領選を前に、ロシアが反プーチン派の人物に対する大々的な粛清に乗り出したとの分析が示されている。
米紙ニューヨーク・タイムズなど外信は21日、ウクライナ戦争を支持してきた親クレムリン(ロシア大統領府)のブロガー、アンドレイ・モロゾフ氏(44)が同日死亡したと報じた。モロゾフ氏は先ごろ、ロシアが最近占領したウクライナの都市アウディーイウカを攻撃する過程で1万6000人の兵力と300台の装甲車を失ったと投稿したが、これが問題視されたようだ。
モロゾフ氏は20日に突然、この投稿を削除し、翌21日に別の内容を投稿して自身の暴露のせいでロシア軍司令部と親政府宣伝家らから圧力を受けていると主張。さらに、脅迫が続くのなら自ら命を絶つともつづった。その直後に死亡のニュースが伝えられたのだ。
モロゾフ氏の死が衝撃的な理由は、これまでに命を落とした反プーチン派の人物たちとは異なり、モロゾフ氏が基本的にロシアのウクライナ侵攻を一貫して支持してきた人物だからだ。ロシア軍の深刻な被害状況を暴露したことについても、ロシア軍が置かれている苦境にもっと関心を持ってもらうために、公益的な目的から暴露したのだと明かしていた。
ニューヨーク・タイムズは「戦争の初期には、戦争ブロガーらがロシアの軍隊を批判することがあっても、彼らがロシアの軍隊を支持して軍隊の問題に対する関心を呼び起こすというプラスの効果があるためロシア政府はさほど問題にしていなかった」とした上で「しかし昨年、民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が反乱を起こしたのを機に、基調が正反対に変わり、ロシア軍に反対の立場を取ると激しい弾圧を受けるようになった」と指摘した。
主に戦況を生配信し、自軍と敵軍の作戦について論じる軍事ブロガーらに、ロシア軍に有利なニュースだけを伝えるよう圧力がかかっているという意味だ。
ロシアでは権力に抵抗する人物の不可解な死は非常に歴史が深い。帝政ロシア時代の1762年1月に即位した皇帝ピョートル3世はクーデターによりわずか6カ月で廃位となり、それから8日後に死亡した。後任の皇帝で妻だったエカテリーナ2世による暗殺が有力視されている。レーニンと共にロシア革命を率いたトロツキーは政敵だったスターリンが権力を握るとメキシコに亡命したが、1940年に刺客により暗殺された。元情報機関職員だったクリビツキーは「共産主義との決別」を宣言した直後の41年に米ワシントン市内のあるホテルで遺体で発見された。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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