がんになって失ったもの。がんが教えてくれたもの。

  きのうのブログ、

   『どんな道に進んでも、
    きっとそこには“夢”と“希望”がある』

                   より――

だってさー、

がんになって、
「死ぬかもしれない」って思って、

「私、いつまで生きられるんだ?」って考えて、

だったら、

「残された時間、有意義に使おう」

そう思う

「なんかいいことないかなぁ」

「なんか楽しいことないかなぁ」

なんて、ポテトチップなんかポリポリ食べながら、
なんとなく思って、

なんとなく生きて...

“当たり前の日常”が、退屈で仕方がなかった

漠然と...

そう、ただひたすら漠然と、

「しあわせになりたい」

なんて思ったり

でもがんになると、
命に期限があることに実感もする

だったら、
「悔いのないように生きたい」と思う

「“自分らしく”生きたい」

そう考える

「楽しいことをして、
 行きたいところに行って...」

そんな欲も出てくる

がんになる前は、
朝が来ることが“普通”だった

ごはんが食べられることが“当たり前”だった

「あしたの朝、ちゃんと目が覚めるのかな」なんて、
考えたこともなかった

1日3食おやつ付きの“食べられるありがたさ”を
感じたこともなかった

お腹が空くこと

味わえること

それは生きていく上で、
一番大切なことにも気づいていなかった

“当たり前”がいかに大切なことなのか、

“普通”が、いかに難しいことなのか、

“平凡”が、いかに幸せなことなのか...

そんなことさえ知らずにいた

がんになって失ったものは多い

多すぎる

でもこうして、がんに教えてもらったことは、
あまりにも尊い

“人間として”の根幹に
気づかせてくれたのが、“がん”だと思うのだ

そりゃあ、病気になんて
ならない方がいいに決まってる

誰も、がんになりたくてなったわけじゃない

でも、なってしまった

“がん”という現実を削除することもできなければ、
そのレッテルを剥がすこともできない

過去に戻ることもできなければ、
ゲームのようにリセットすることもできない

がんの人生を生きていくしかないのだ

がんである自分も自分

きっと、そこに、
新しい道は拓けるはず――

  今日は立春、流氷初日

  暦は“春の入り口”だというのに、
  北の街は、これからが寒さ本番

  流氷は、まさに、“厳寒の使者”である

  さ、気合い入れよう...っと...

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Source: りかこの乳がん体験記

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