先生、やっぱりな、ワシ一人でこの家居ったら、
やっぱりさみしいてな、こいつの事、やってやれるか、
心配やったけどな、こうしてやっぱり帰ってくれて、
娘らもヨオシテくれてな、なんて言うか、うん、、
涙が出て来る、嬉しいもんやなあ。もう60年暮れるしな、
一緒になって、よお、ワシの周りの事、してくれたんや。
感謝感謝なんや。一人寝はやっぱりさみしいウてな。
今日は、こうして桜も見に外に出れて、嬉しいわ。
「力くらいしか、ワシは介護の役に立たんけどな」と話されながら、
奥さまの車椅子をしっかりと、娘さんと一緒に持って、上り框から降ろし、
玄関を通って外へ。そこからずっとお二人、手をつないでおられた。
さあ、「たべる」にチャレンジだ。
外に出よう。体を動かそう。夢を見よう。
今日は、娘さんの一人介助移乗ができ、
半年ぶりのご家族での外出。桜の花見。
そして、訪問入浴が始まった。
一歩一歩、未来に向かって、一緒に進もう。
愛はスローにちょっとずつ。
これが『ザイタクリハ』の真骨頂。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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