おはようございます。
新NISAが始まって5ヶ月が経過しましたが、その間の相場が好調すぎてかえって気味悪さを感じます。
新NISAが始まって5ヶ月が経過したけど、その間の相場が好調すぎて気味悪さを感じてしまう。
逆に、この相場で損を出している人がいるとしたら、確実に投資のやり方が間違っているので今のうちに見直した方がよいですね。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) June 2, 2024
S&P500は年始に4740でしたが、現在では5350まで伸ばして史上最高値を更新しています。
普通にインデックス投資をしているだけで5ヶ月で12-13%も利益が出ているのは凄いことですね。
同時に円安も進んだため、eMAXIS Slim S&P500の基準価額ベースでみると、年始に24150円、現在は30000円と20%以上も上昇しています。
こんなお祭り相場がずっと続くことはないのでしょうが、上昇局面も下落局面も全て受け入れるのがインデックス投資なので問題なしです。
2024年上半期の相場は絶好調！eMAXIS Slim オルカンやS&P500にインデックス投資だけで20%以上の利益に。損失出ている人は投資方針の見直しを。
新NISA年初一括投資組はオルカンやS&P500でも20%以上の利益に
今年から始まった新NISAに関しては、今のところ「年始一括投資組」が勝ちと言える結果になっています。
今年後半の相場がどうなるか分からないので結論は出せませんが、一括ではなく積立投資をするにせよ、いち早く新NISAを始めた方が正解だったと言えるでしょう。
ドルコスト平均法による毎月積立は上下動の激しい相場で初めて本領を発揮するからですね（下図参照）。
拙著『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書1年生』から引用
4月に一時的に調整局面があったものの、それ以外は右肩上がりに上昇し続けている今年のような相場では、年初一括投資組が有利になりますね。
以下はeMAXIS Slim S&P500の年初からの基準価額の推移ですが、円安効果もあり、今年に入ってからすでに20%以上上昇しています。
さて、私の新NISAの使い方ですが、
1) つみたて投資枠はクレカ積立を中心に毎月10万円ずつ積立
2) 成長投資枠は1月〜2月で全て使い切り
としました。
2023年に株価がだいぶ上昇した後だったので、2024年始の株価でも高いかなと思っていたのですが、結果的には1月〜2月に集中投資したのは正解でした。
とはいえ、これはあくまで結果論でしかないため、毎月コツコツと積立投資であれば今から始めても全然遅くはないと思います。
今年の相場で損失が出ている人は早急に投資方針の見直しを
一番問題なのは、
・株高と円安が気になって、外国株への投資を始められない人
・2024年上半期のようなガチホだけで儲かる相場で損をしている人
だと思います。
S&P500が史上最高値を更新し、為替も「1ドル＝155円前後」という円安水準ですので、初心者が手持ちの現金を一括投資する局面ではありません。
一方で、ドルコスト平均法によって投資タイミングを分散していけば、株価も為替も平均化されますので、これから開始しても全く問題ないのです。
外国株インデックス投資を始めるなら今すぐがよい理由については以下の記事を参考にしてください。
次に、2024年上半期のようなインデックスファンドをガチホするだけで儲かる簡単な相場で損をしている場合、どう見ても株式投資のやり方が誤っています。
長期でポジションをとっているのに損をしている人は、よほど変な個別株にばかり投資しているとしか思えません。
今一度、ご自身のポートフォリオや銘柄選択のやり方を見直すとよいでしょう。
もう1つ考えられるのは短期売買を繰り返して損失を拡大しているケースです。
弊ブログで何度も解説しているとおり、短期売買はゼロサムゲームであり、プロも多数参加しているため、特別な知識やスキルを持たない素人が勝つのはほぼ不可能な世界です。
不利なゲームからは今すぐ逃げ、勝てる確率の高いゲームに参加するようにしましょう。
短期投資と長期投資の違いについては以下の記事を参考にしてください。
NISAで短期売買は厳禁。10年〜20年後を視野に長期投資に徹すること
新NISAの正しい使い方は、
1) 一度買ったら売却しない「バイ＆ホールド」に徹すること（短期投資は厳禁）
2) 生涯保有に値する王道の銘柄を買い集めること
です。
周りの人が買っているからと言って、リスクが大きく、事業内容もよく理解できていないような個別株に投資をしてしまうと、
値動きの大きさに翻弄されてしまい、不適切なタイミングで売買を繰り返してしまいます。
初めから難しい個別株に手を出すのではなく、eMAXIS Slim オール・カントリーやeMAXIS Slim 米国株式（S&P500）など、
全世界株や米国株の長期的な成長に賭けるというもっとシンプルなシナリオに基づいて投資した方が簡単ですね。
まとめ
2024年上半期の相場は絶好調で、eMAXIS Slim オール・カントリーやS&P500などのインデックス投資でもすでに20%以上のリターンが出ています。
この相場で損をしている人がいたら、確実に投資のやり方が間違っているので今のうちに見直しましょう。
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【関連記事のご紹介】
インデックス投資で重要なのは「何を買うか」ではなく、「ポートフォリオ全体の何割買うか」です。
インデックス投資は10年目を超えてから急速に投資成果が実感できるようになります。
オルカンやS&P500は短期〜中期でのFIRE狙いには不敵です。
老後に向けた資産形成には最適だと思います。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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