神の詩第七章5 2

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神の詩第七章5節

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター第八巻より抜粋です。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 8
森井啓二
きれい・ねっと
2024-09-27


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「これは私の低次のプラクリティである。勇者アルジュナよ、これとは別に、高次のプラクリティがあることを知れ。低次のプラクリティである物質界を利用している生命体は、この高次のプラクリティに属する。(5)」

この沈黙の行と併行して、
出来るだけ自然の中に身を置くことを推奨します。

ここでは、
聴こえない音を聴くための、
訓練の一方法を示しておきましょう。

特にこの方法が良いというのではなく、
こういう方法もあるという程度の参考にしてください。

まず、
耳に入ってくる音を、
大きく二段階に分けます。

・人や動物の発する音
・自然界の奏でる音

幸運なことに私たち日本人は、
人や動物の声も自然界の音も、
どちらも左脳で聞くことのできる、
世界的にも稀な人種です。
訓練は、
まず人の声から始めます。

一番身近な練習としては、
人の話に耳を傾けることです。

私たちは、
普段人の話を聞くときに、
話の内容を聞きながら、
必ず頭の中で並行して自分の思いについて考えています。

話す人の意見に同意したり、
反対したり、
自分はこう思うとか、
もっといいアイデアがあるとか……。

たしかに会話の場合には、
それで成り立ちます。

でもここで、
一切の自分の意見、思い、感情を消してみましょう。

そして、
全く無垢な状態で、
自分の心を深いレベルまで白紙の状態にして、
相手の話を聴いてみましょう。

赤ちゃんは、
この物質世界に入ってきたときに、
両親の話をじっと聴きます。

話の内容に対する赤ちゃん自身の考えを、
差し挟むことはありません。

完全に無垢な状態で、
話を聴き続けるのです。

不可視の世界の感覚も、
物質世界の赤ちゃん同様に発達していきます。

でも、
最初から無垢になるなんて無理です。

脳には絶えずたくさんの雑念がやってきます。

それを
川の流れのように流してしまいましょう。

そして、
その雑念から一歩離れてみるのです。

雑念の川のほとりに立っているような感覚です。

このように、
自分の自我を滅した状態で話を聴き続けるうちに、
相手の発する言葉から相手の本質へと
共感することが出来るようになっていきます。

また、
自我が消えた無垢な状態で話を聴くことの大きなメリットとして、
繊細な感覚が養われやすくなる、
ということがあります。

話の内容を聞きながら、
頭の中で並行して自分の思いについて考える場合、
どうしても相手の内容に同意したり、
反発したりしてしまいます。

経験上、
人に対してネガティブな感情を抱いてしまうと、
繊細な能力の発達は確実に止まります。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 8
森井啓二
きれい・ねっと
2024-09-27


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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