先生、私の心臓の病気の事、皆さんの勉強に役立つなら、
皆さんの地域連携のためになるなら、なんでも使ってくれて、
結構ですよ。医療の発展にお役に立ちたいのです。
カンファレンスが終わって、
病院主治医の先生と挨拶してる時、
有難いことにこんな風に仰られた。
彼は、心不全終末期の状態。
今回の点滴入院が、おそらく、
最後の入院治療となるだろう。
彼の心臓は、いよいよへ向かっている。
病院主治医を中心に人生会議も行われ、
それを受け、ご家族でもしっかり話し合われた。
今日はそんな決意の中。
退院前カンファレンスだった。
カンファレンスの冒頭、彼は、僕らに、
大切で素敵なお話を、してくれた。
それは教育者である彼らしい言葉だった。
私は、こんな大きな病気をするまでは、
地域包括ケアシステムなんてものは、
絵空事で、存在しないと思っていた。
それがどうでしょう?!こんなにも、
それぞれの分野の専門家が輪になって、
私の為に集まってくれて、
私の『お家に帰る』準備を真剣にしてくれている。
こんなに嬉しくて幸せなことはありません。
ありがとうございます。もうしばらく、だけになるのか、
それとももう少し長くなるのか、それは誰もわかりませんが、
私の「お家に帰ろう」を、どうぞよろしくお願いします。
このお話を聴いた時、この会に参加していた、
訪問看護ステーション看護師さんや、
ケアマネージャーさん、うちの保健師、
そして、もちろん、病院の治療メンバー、
地域医療連携室のメンバーら、みんなが、
グッと来て、涙が出そうになっていた。
僕らが繋がることで、
たったそれだけのことで、
患者さんをこれほど勇気づけられるんだ。
と改めて思えた。
まだまだ足りない僕らだけど、
進むべき道は、今、視界良好だ。
これを教えてくれた患者さんに、
心から感謝申し上げます。
それからこれは余談なんだけど、
高校の先生を長年されてこられた彼。
教え子には有名な方が多数おられる。
その中でも僕らに関係のあるあの有名なN先生。
彼もまた彼の教え子だ。実は、、、
N先生が高校の頃目指していた体育教師ではなく、
医師の道を志すきっかけになったのは彼だった。
何か不思議な縁で僕らは導かれている気がする。
だからと言ってはなんだが、これからも、
「患者の権利を守る」為に一生懸命に努力したい。
一生なんて一瞬さ 命を燃やしてるかい
このフレーズが大好きです。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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