娘のイチゴ、世界中の人に自慢したいよ。

医療機関

人生の最終段階において、その人の『尊厳』はあるのか?

人生の最終段階において、その人に『暮らし』はあるのか?

人生の最終段階において、その人に『リハビリ』は必要か?

 

『尊厳』=『暮らし』=『リハビリ』。

 

 

このリハビリを、正確に言うと、『終末期リハビリテーション』。

尊厳のある最後の暮らしは、まさに『終末期リハビリテーション』。

 

肺がんターミナルのおじいさんが、

先日、誤嚥性肺炎を発症し、入院。

もう余命いくばくもない状況になり、

お看取り目的でお家に帰ってこられた。

 

元気な頃、おじいさんはカラオケ教室に通い、

娘さんはイチゴ農家で、そのイチゴが大好き。

 

もう数日の命と想像されるほどの血液検査の炎症反応。

 

それでも、その日まで、『終末期リハビリ』に取り組んだ。

 

うつぶせ寝。

カラオケ発声練習。

排痰訓練。

体幹筋力アップのための3メートル介助歩行。

 

そして、やっぱり、

食事の直接訓練は必須だ。

 

大好きな娘さんが育てた大好きなイチゴで、

直接嚥下訓練を訪問看護師と娘さんと繰り返す。

 

娘のイチゴはやっぱり美味しいって❤

そりゃそうだろう。良かった。嬉しい。

 

 

 

娘のイチゴ、世界中の人に自慢したいよ。

そんなおじいさんの自慢気なお顔をみて、

『終末期リハビリ』って素敵やと思った。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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