医師への謝礼金。

私が子どもの頃、
入院(手術)をすると
“医者には袖の下を渡すもの”だった

「そのほうが
 きちんと手術をしてくれる」

「入院中も対応が違う」

そんなふうに言われていたし、
実際に渡していた

もちろん、現金

そこに菓子折りを付けることも
あったようだ

当時、いくら渡していたのだろう...

私が乳がんで入院・手術をするとき、
父の口から、

「先生に
 (現金)包まなきゃならないのか」

と、そんな懐かしい言葉が出てきた

『あぁ、昔はそんな慣習だったなぁ。
 さすがに今の時代は
 そんなことはやっていないだろう』

実際、私が入院をしたとき、
父は、術前のカンファレンスを
担当してくれた看護師さんに、

「先生にいくらか渡したほうがいいの?」

と、聞いていた

“がん”なんて命に関わる病気ともなれば、

「先生っ!! どうかお願いします!!」

と、泣きつきたくもなるのかもしれない

「お願いです!! 助けてください!!」

という人もいるのだろう

看護師さんは、

「いえ、そのようなものは
 一切受け取っていません。
 お菓子なども持って来ていただいても
 受け取りません」

そう答えた

私は、

『そうだよね。
 こういう病院ともなれば、
 そんなことはしていないよね。
 それに、謝礼金によって
 手術を丁寧にしてくれるとか、
 入院中の対応が違うとか?
 それは“医療”としてあり得ないよね』

と、思った

先日耳にした話では、
実は今でも
“袖の下”の慣習があるところもあるらしい

中には桁違いの、
“ウン百万”という大金を渡す
患者の家族もいるようで...

これには驚いた

だからといって、
治療は変わらないのに

  袖の下には、税金かかるのか?

  もらった本人、
  税金など納めるつもりは
  毛頭ないだろうが...

乳がんがわかる半年ほど前、
子宮筋腫の摘出手術をしたことがある

産婦人科のクリニックで10日間入院

クリニックの都合で“個室”という、
なんとも贅沢な入院期間を過ごした
(もちろん入院費は大部屋料金)

退院日に母が、
「看護師さんにお菓子かなにか
 買ったほうがいいんじゃない?」

と言ったので、
“ミスター”と名のつくドーナツを
買って渡したことがある

先生含め、
お世話になった看護師さんたち
みなさんで...と...

  中には当然、
  嫌な看護師もいたが...

これが私の“袖の下”

いや、“気持ち”である

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Source: りかこの乳がん体験記

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