最新のがんカテーテル治療 ReMAP (リマップ)

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

新しいがんカテーテル治療
ReMAP(リマップ)
について
今日は、少し、ご紹介

いままで、
進行肝臓がんの治療の一つとして
行われていた
肝動注化学療法では、

足の付け根か、左の肘に
ポートと呼ばれる
針を刺すための入口を埋め込む必要性
がありました

そのポートに
肝臓の動脈まで置かれた
カテーテルを接続することで、

皮膚の上から
ポートを刺せば、
肝臓の中にあるがんまで
直接、抗がん剤を流すことができたのです

これが、従来型の肝動注化学療法です

この従来型の肝動注化学療法では、
デメリットがありました

それは、
まず、カテーテルを入れた動脈にしか薬剤を流せないということです

ですが、
がんは時間経過や場所により、
肝臓以外の動脈からも血液をもらい大きくなる場合があり、
そういう場合には、従来型の動注療法では治療が難しかったのです

二つ目のデメリットは、
カテーテルを長期に入れていると
肝臓の動脈が細くなったり、流れなくなったりするリスクがありました

この画像がそれを示します

スライド2
カテーテルを置いている動脈が細くなっているのが分かりますか?

この方も、
12年以上、岩本内科で治療させて頂いている
肝臓がんを患う患者さまです

12年前に初めて来院されたときも
既に多発するステージ3の状態

それを丁寧に、がんカテーテル治療で
治療してきて現在に至ります

長く治療していくためには、
血管を元気に保つことはとても大切なことなのです

このように細くなる状態になったので、
従来の肝動注化学療法用のカテーテルは抜いてしまい、

新しいがんカテーテル治療用ポートである
ReMAPを今回、挿入しました

スライド7

ReMAPはカテーテルを挿入することが可能なポートです

従来のポートは、針を刺すだけ
ReMAPはカテーテルを挿入できるという違いがあります

ReMAPの利点は何かというと、

カテーテルを挿入することができますので、
その都度、目的の動脈を選ぶことができます

従来のポートでは、すでにカテーテルを置いた場所にしか薬剤がながせませんでしたが、
これを克服しています

また、
カテーテルを挿入する事ができるので、
肝臓の動脈にカテーテルを置いておく必要がありません

ですので、肝臓の動脈が細くなったり、流れなくなったりするリスクが軽減されます

より、長く、がんカテーテル治療を行うことができるようになるのです

ReMAPを体に設置する手技も非常に簡単で、
慣れれば30分以内に終わります

治療自体は、少し難易度は上がりますが
練習すれば、必ず上手くなります

ReMAPの良さはまだまだありますが、ひとまずこれくらいにしておきます

最新のがんカテーテル治療なのです
今日は、そのReMAPを使った治療が4件あります

さて、今日もガンばりますか!

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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