しじみのすごい能力を活用したお味噌汁の作り方

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すみません、いそがしくてブログひらけない
再掲です。

しじみ。

日本人には
とてもなじみのある貝の一つです。

よくお味噌汁の具にも
使われます。
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でも、
小さいので、
お味噌汁に入れられたしじみを食べない人もいます。

せっかく命を犠牲にしているのに、
可愛そうに思います。

私たちは、
しじみを食べる時に
そのエキスだけではなく、
しじみのとても力強く自然界で生きていく波動まで
いただいているのですから。

こういった日常の食材により深く感謝するための一つの方法として
食材の生き方を知るという方法があります。

しじみは、
海水と淡水が混ざった「汽水域」と呼ばれる海と川の境目近くの水域に生息しています。

汽水域は、水中の塩分濃度の変動が激しい環境です。
汽水域にいる魚たちには、
海水魚も
淡水魚もいますが、
塩分濃度の快適な場所へ自由に移動することが出来ます。

ところが、
しじみは移動することはできません。

そこで、
しじみは、環境中の塩分濃度の変動に応じて、
自分の細胞をコントロールする能力を備えています。

それによって
塩分濃度の変動による外部の浸透圧の変化から耐えているのです。


周囲の環境の塩分濃度が濃い時には、
自分の細胞の中に
アミノ酸を取り込んで、
塩分濃度が低い時には、
細胞内からアミノ酸を排出して細胞の体積を維持することによって
環境に適応しているのです。

だから、
しじみは、
アミノ酸の宝庫とも呼ばれて
お味噌汁に入れられてしまうのです。

これだけでも
すごい能力です。

さらに
しじみのすごいところは、
無酸素状態でも生存できる生物であること。

私たちは、
無酸素状態では
数分で死んでしまいます。

息を止めたままの状態
酸素の無い状態で生きられる人はいません。

しじみは、酸素が無くなると
殻を閉じて
酸素が発生する環境になるまでじっと耐えることが出来ます。

実験では
水温20℃の環境で無酸素状態にした場合に
なんと
20日間も生きていました。

これは、
しじみの体内に充分量蓄えてあるグリコーゲンを利用して、
アラニン、コハク酸、プロピオン酸などを生産して
それによって
無酸素状態でも
生存に必要なエネルギーを維持する能力を持っているのです。

そして、
この豊富な成分が
しじみが美味しく
栄養豊富な理由となっています。

それは、
決して人に美味しく食べてもらうために
グリコーゲンやアミノ酸が豊富なのではなく
過酷な環境でも生き抜くことができるための
優れた生態によるものだったのです。

そんなしじみを
私たちはいただくのですから
感謝の気持ちになるのは言うまでもありません。


そして
より美味しくいただくためのヒントが
このしじみの優れた能力に隠されています。

それは、
「塩分の濃い環境にさらされると
しじみは体内のアミノ酸を増力させる」
という能力。

しじみの砂抜きを
真水でやっている方、間違いです。

しじみは

真水では浸透圧を調節しようとして
体内のアミノ酸を減らしてしまうのです。

栄養成分を最大に引き出して
美味しいしじみにするには、

しじみに敬意を払いながら

水1リットルに
天然塩10gをいれて
10時間ほど砂抜きをすることです。

これでうまみ成分であるグルタミン酸、アラニン、グリシンといったアミノ酸が
体内に蓄積されます。


さらに
砂抜き後に
感謝の気持ちを込めながら
空気中に数時間放置します。

しじみは
水中の溶存酸素を利用していますので
空気中に放置されると
空気中からの酸素が利用できず
無酸素状態に近くなります。

そのため
さらに体内には、
コハク酸やアラニンなどの
栄養成分が増強されます。

これだけのことをしただけで
しじみは
栄養成分とうまみ成分を一気に増量してくれるのです。


そして
感謝も気持ちを最大限持ち
私たちには真似のできないすごい能力に敬意を払いながら
美味しく
いただきましょう。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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