インデックス投資xビットコイン(暗号資産)の可能性:攻守のハイブリッド運用は可能か?

内科医

 

おはようございます。

私の保有資産の大半はインデックスファンド(投資信託やETF)ですが、ポートフォリオのごく一部(2%弱)でビットコイン(暗号資産)を保有しています。

インデックス投資は初心者の方でも簡単に実践でき、長く続ければ十分な投資成果が期待できるという点で、資産形成に最適な投資手法です。

世の中の99%の方は、インデックス投資をひたすら続けるだけでよいでしょう。

一方で、ここ数年、暗号資産(仮想通貨)もまた、リスクを取りたい投資家にとって魅力的な存在であり続けています。

そこで、インデックス投資を軸にしつつ、暗号資産というスパイスを効かせた「攻守のハイブリッド戦略」を検討してみます。

 

インデックス投資xビットコイン(暗号資産)の可能性:攻守のハイブリッド運用は可能か?

 

「インデックス投資×暗号資産」はアリなのか?

2024年〜2025年にかけて暗号資産に再び資金が流入し、ビットコイン価格はATHを更新しました。

ビットコインなどの暗号資産はボラティリティが非常に高く、集中投資には向きませんが、逆にその値動きの大きさが投資対象としての魅力でもあります。

 

 

ビットコインとは対照的に、資産形成の王道、かつ最も堅実な方法が「長期・分散・低コスト」を軸としたインデックス投資です。

一見真逆の性質を持つこの2つの資産ですが、インデックス投資で土台を固めながら、暗号資産という「成長のスパイス」を加えることで、リスクを適切に取りながらリターンを狙う戦略も面白いかもしれません。

 

ビットコインの「デジタルゴールド」としての役割

私は、ビットコインに「デジタルゴールド」としての役割を期待して長期投資しています。

ポートフォリオ全体の1〜2%程度にすぎませんが、自分の保有している資産の中では他と違った独自の値動きを示し、大変面白い資産です。

 

ビットコインは合計枚数が2100万枚と決まっており、4年に1度の半減期を迎えるたびに、新しく発行されるビットコインの枚数はどんどん減っていきます。

これまでに全体の90%にあたる1900万枚以上がすでに発行されており、新規発行枚数が徐々に下がっていくため、時間経過とともに希少性が高まるのが面白いところです。

 

ビットコインは株式など他の資産クラスと異なり、シンプルな受給関係で価格が動きます。

暗号資産そのものに致命的な欠陥が判明し、「ビットコインを欲しい!」と思う人がゼロになればビットコインの価値はゼロになるでしょう。

一方で、ビットコインを欲しいと思う人が今後も増え続けた場合、ビットコインの希少性は時間経過とともに高まりますので、長期的に価格は上昇する可能性が高いです。

 

このように、ビットコインは、ゴールドやREITなど他の資産とは異なる値動きをすることが多いため、ポートフォリオの分散効果を高められる可能性があります。

もちろん、近年絶好調の「金(ゴールド)」をポートフォリオに取り込むのもよいですが、私はビットコインのデジタルゴールドとしての役割に期待しています。

 

暗号資産投資の注意点と、ビットコインへの投資割合

暗号資産の中には「草コイン」と呼ばれる、時価総額や流動性が非常に低い銘柄が多数存在します。

「草コイン」の大半には全く価値がなく、単に詐欺の温床となっているものも多いため、手出し無用です。

基本的に、初心者はビットコインだけ触るのがよいでしょう。

 

ビットコインへの投資割合ですが、あくまでインデックス投資が資産形成の本筋ですので、大胆に投資してはいけません。

暗号資産の比率は高くても10%以下に抑え、ポートフォリオ全体のリスク管理を徹底することが重要です。

 

ビットコインは値動きが大きく、少しの購入タイミングのズレで大きく価格が変わる可能性があります。

値動きの大きな資産は積立投資との相性がよいので、「ビットコイン積立」を使うのもよいでしょう。

ただし、ビットコイン積立はスプレッドが大きいため、常にやや割高な価格で購入することになる点には注意が必要です。

 

まとめ

インデックス投資で土台をがっちり固めたうえで、ビットコインの成長性を少しだけ加える戦略は、私も実践していますが意外に面白いです。

暗号資産は非常にリスクが高いため、全力で投資するのではなく、「ポートフォリオの一部として取り入れる」程度にとどめることが重要です。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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