1990年代初頭から何度も意見を聞いてきた元・国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)、呼吸器系ウイルス研究室長の根路銘(ねろめ)国昭さんだ。現在は生物資源研究所(沖縄県名護市)所長を務める。
根路銘さんは、WHO(世界保健機関)インフルエンザ・呼吸器ウイルス協力センター長として、ウイルスによる呼吸器感染症の拡大を防ぐ闘いを続けてきた経験もある。その一例が、1997年、香港で発生した新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)だ。
根路銘さんらWHOの専門家が、「全世界で2億人以上の死亡者が出る」と予測する危機だった。
そこで香港政庁(当時)は飼育中のニワトリ145万羽を一夜で殺傷処分する大英断に踏み切り、大流行を食い止めることに成功した。その殺処分を強硬に進言したのが根路銘さんだった。
そこで香港政庁(当時)は飼育中のニワトリ145万羽を一夜で殺傷処分する大英断に踏み切り、大流行を食い止めることに成功した。その殺処分を強硬に進言したのが根路銘さんだった。
その「根路銘(ねろめ)国昭」氏の言うことには、、
質問者 中国の対応の悪さがパニックを引き起こした?
根路銘 そうです。第二の大きな誤算は、コロナウイルスの感染者や肺炎患者を病院に集め隔離し、密閉した部屋に閉じ込めたことです。その密閉空間でさらに新しい患者を、いわばどんどん培養してしまったんです。
そりゃ隔壁の無い集団感染蔓延部屋というか、再感染部屋でもある。
暖房が無く、寒くて体温が下がり、免疫力は低下する。
治すより感染拡大を狙った大部屋。
これは完全に「培養槽」です。
再感染は重症化し易いというのが武漢肺炎だったと思います。
中国でパニくって受付に殺到した方達も同様で、、
殺到して長時間閉鎖空間で行列していますから感染はどんどん拡大した。
感染しに、再感染と、重症化しに、、行ったようなものです。
それは医学的知識不足。
根路銘 さらに問題点をあげるとすれば、中国の医療専門家はウイルスによる呼吸器感染症がどう広がっていくのかという「疫学」を知らない。アメリカ留学で学んだ人が大半だからでしょう。ウイルスの遺伝情報やミクロのメカニズムには詳しくても、ウイルスが起こす「病気」、その感染がどういう環境でどういう条件で拡散していくのかの「疫学」をきちんと学んでいないし経験も乏しい印象です。
ということで、、、
「ウイルスは0.1μmだからマスクは効かない」というのは“アメリカ式迷信”ということで、、、
疫学的には有効性は実証されていますからね。
根路銘 コロナウイルスはまず上気道にとりつき少し増えるが、潜伏期は3~4日。初期症状はあまり出ません。この段階で終息するのが鼻かぜです。
人によってはウイルスが肺胞細胞にとりついて増殖し呼吸困難を起こす、これが肺炎です。この感染パターンは、子供に重篤な肺炎を起こすRSウイルス感染症にとてもよく似ています。そういう意味では「新型コロナウイルスによる新型肺炎」と呼ぶのは正しいが、咳や痰で排出するウイルスは多くはないんです。
それほどウイルスはばら撒かないという。
根路銘 コロナウイルスは咳や痰で飛び出しても1メートルを超えれば死滅します。感染者の近くで咳や痰を受ければ、小さな粒子となった飛沫(飛沫核と呼ぶ)を受けて感染するおそれはありますが、インフルエンザのように1回の咳で1万個以上のウイルスが死ぬことなく長時間浮遊し続け10メートル以内のほとんどの人を感染させる「空気感染」は起こらないんですよ。新型インフルエンザでは、1人の発病者が搭乗した航空機内で40人が感染し、重度の肺炎になったケースがありました。CDC(米疾病対策センター)が報告している有名な「航空機事件」ですが、これも「空気感染」ゆえです。
一方のコロナウイルスは「飛沫核感染」しかしないので、感染者がしっかりとマスクをしていれば感染拡大のおそれはとても小さい。これがコロナウイルスというものなんですよ。
インフルエンザは空間を漂い空気感染するが、コロナは飛沫感染だけ、しかも1mで死滅するとか、、
これだとクルーズ船で多く感染したことと矛盾します。
観光バス内で運転手さんとガイドさんが感染したと報じられましたね。もし、インフルエンザウイルスのような強い「空気感染力」があれば、バスの乗客の大半も感染したはずです。2人だけだったのは「弱い」コロナウイルスゆえなんですよ。
いやだからこれは、乗客の中国人は既に帰国していて、そこから発症していることになりますから、、
確認は取れていないハズです。
唯一、同行していた運転手とガイドは、つまり100%感染しました。
ともかく、、
インフルエンザの方が感染率高く、死亡率が高いというコトですけど、、
右に倣えだろうが、パニックマスクだろうが、、、
結果として日本のインフルエンザ蔓延も防止されている。
マスクが入手困難の方は、、
不織布マスクは繰り返し洗えることとアルコール消毒も有効であること、、
そして不織布のキッチンペーパーを折って内側に入れると口紅つきも防げます。
マスクはしないよりした方が上気道粘膜を守れますし、、
湿度でバリアにもなります。
で、、
新型コロナウイルス(正式名称:COVID-19)に関する新たな研究によると、同ウイルスがその同類の他のウイルスと類似している場合、物体の表面で1週間またはそれ以上、生存する可能性がある。学術誌Journal of Hospital Infectionに研究結果が掲載された。
エタノール、過酸化水素、または次亜塩素酸ナトリウムの溶液で消毒することにより、効果的にウイルスを除去できる可能性がある。
これまでのコロナウイルスはこうだったから、、と対策しては後の祭りです。
ですから最初に最大限の注意を払うことは必要な予防法でしょう。
日本人が最初にパニくってマスクを着用したのは、、、
成功だったんですよ。
パニくって病院に殺到し混雑していたら感染は拡大したでしょうね。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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