本日公表された、
『がん患者本人と遺族の
療養生活などの満足度調査』
※国立がん研究センター調べ
(国の委託により実施)
調査結果は下記の通り
【調査方法】
≪患者調査≫
2021年にがんと診断された患者に
2023年、質問票を郵送
約11,000人の回答を分析した
※今回で3回目の調査
≪遺族調査≫
2021年に亡くなった、
患者の遺族が対象
2023年のアンケートに
約11,000人が回答
※今回で4回目の調査
【調査内容】
≪患者調査≫
○がんや治療に伴い
気持ちがつらいと思う
・・・26.2%
○診断時に仕事に就いていた人のうち、
治療のため退職・廃業した
・・・19.4%
○がんになったとき、
不安や悩みの受け皿となる
がん相談支援センターを知っている
・・・55.1%
○当事者同士で悩みを話し合う、
ピアサポートを知っている
・・・15.4%
※結果から、相談体制の周知が
不十分であることがわかった
※ただ、受けた診断や
治療に対する総合評価は
10点満点中8.2点と
比較的高い結果となった
≪遺族調査≫
◎故人の最期の
1か月間の療養生活について
○身体の苦痛が少なく過ごせた
・・・37.3%
※前回の調査から4.2ポイント減
○穏やかな気持ちで過ごせた
・・・44.5%
※前回の調査から0.7ポイント減
◎亡くなった場所で受けた医療に対して
○満足している ・・・74.9%
◎新型コロナウイルスの影響
○病院や施設は面会制限があるため
自宅療養を選択した・・・11.4%
◆今回の調査結果は
2026年夏に報告される、
国の『第4期がん対策基本計画
(2023~2028年度)』の
中間評価の指標として、
以下の向上に役立てる
○計画の改善
○患者が受ける医療や療養生活
私が乳がんを告知されたときと比較すると、
今はさらに
“働きながら治療が続けられる”時代になった
当時と比べると
おそらく解雇される人や離職する人も
減っていると思われる
(治療だけではなく、
社会的な背景も含め)
“相談支援センター”に関しては、
周知されてきたようだ
ただ、
患者同士が悩みを話し合える、
ピアサポートについては、
やはりまだまだ知られていない
知っていたとしても、
「仕事があって参加できない」
という声も多い
このあたりも課題だ
≪遺族調査≫に関しては、
私も自信ががんであり、
また母をがんで亡くした経験から、
病院・スタッフには本当に感謝している
在宅含め、緩和ケア外来、
緩和ケア病棟と、
本当に温かくしてもらった
「私も死ぬなら病院がいい」
そう思わせてくれた
母は、「家にいたい」と
言っていたが...
そもそも私自身、
子どもがいるわけでもない
「家族と一緒にいたい」
という望みも、
「家で死にたい」という
立派な家もないのだが...
それにしても、“がん”という病気は
恵まれている気がする
こうして国自体が動いてくれているから
それに
医療の向上も目覚ましいものがある
殊に緩和ケアに関しては
かなり進んできた
『日本人の2人に1人ががんになる』
そんな時代
社会全体で意識を変えていかなければ
まったく機能しない世の中になってしまう
そこにはもちろん、
治療の進歩も伴わなければならない
“がんでも働ける”
“がんでも自分らしく生きられる”
そんな形がきっと理想なのだろう――
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Source: りかこの乳がん体験記
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