“車椅子”という、最後から2番目の手段 ~それでも進行は受け入れ難いものである~

その他

「そうだ! 歩けなくなったとしても、
 “車椅子”という手がある!!」

昨年のこと――

5月に計画をはじめた、
8月の函館旅行

生きているうちに、
一度は行ってみたかった函館

“同じ北海道”と言っても
遠すぎて簡単には行けない函館――

計画を立ててから8月まで
どれほど楽しみにしていたか...

が、観光の予定を入れれば入れるほど、
“たくさん歩かなければならない”
という現実に直面

「無理だ...」

いろいろ考えたが、
結局、8月に入って
予約を入れていたホテルも
ごはん屋さんもすべてキャンセル

泣く泣く旅行を諦めた

そのとき思いついたのが“車椅子”

レンタルを探してみると、
これが意外と安い

これからのことを考えると、
“購入”という選択肢もあった

が、当時はまだ車椅子を使うほど
歩けないわけではなかった

  たとえ歩けたとしても、
  歩けば歩くほど病は進行する

それでも長時間、長距離は歩けない――

先日、ふと、
そんな昨年のことを思い出した

実際、1年前より
確実に歩けなくなっている

ここ1~2か月は特に進行を感じる

「もうどこにも行けない」

そう悲嘆に暮れてもいたが、
車椅子を使えば
ちょっと出かけられるかもしれない

ただ、乳がんの手術をしている

「左腕で漕げるだろうか...」

腕の使い過ぎによる、
リンパ浮腫も心配だ

とりあえず、
“車椅子”という最終手段があること

  いや、最終手段は
  “人工股関節にする手術”

  なので、
  “最後から2番目の手段”...

  というところだろうか

私が車椅子に乗っているところを見た人は
かなり驚くだろう

「どうしたの?」

と、声をかけられるかもしれない

尾ひれはひれがついた噂が
独り歩きするかもしれない

  きっと、するだろう

今、正直、
なにかにつかまって歩かないと
かなり不安だ

歩くスピードも格段に落ちた

そろそろ本格的に杖が必要か...

昨年買ったパンプスも、
もう履けないかもしれないな

“進行する病気”であることは
もちろん理解しているつもりだった

覚悟もしているつもりだった

病が発覚当初は、
「あと2年もつだろうか」とも
思っていた

が、実際に進行してくると、
やはり受け入れ難くなるものだ

「本当にここまで来たか..」と...

  いや、まだまだなのだが...

  本当に動かなくなるのは
  これからなのだが...

  まだ投げられているのが奇跡だ

2025/08/30 ボウリング

  もちろん、
  以前のようにはいかないけれど...

  そのうちにできなくなるのなら、
  できるうちにやっておこう

  やめるとき...

  きっと号泣だろうな

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Source: りかこの乳がん体験記

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