がん患者(経験者)の献血と臓器提供

その他

「献血お願いしまーす」

と、道行く人々に
声をかけているひと

その背後には献血車

『ごめんなさい、
 私、乳がんやっているんで...。
 それに体重も40㎏なくて...』

そう心で呟きながら、
わきを通り抜ける

日本での輸血の最大の需要先は“がん患者”

  ※抗がん剤治療や骨髄抑制のため、
   赤血球や血小板の補充が
   必要になるケースが多い

しかも、献血者数は減少傾向
(特に若年層)

今後も出生数減少に伴い、
その供給体制の維持は大きな課題だ

さらに、どんどん増えていくがん患者

今や、
『日本人の2人ががんになる』という時代

がん患者への血液の需要は増えていくのに、
がんに罹患することで
献血できる人が減るという現象も起きてくる

そう、がんを経験すると、
基本的に献血ができなくなるのだ

 【がん患者(経験者)が
     献血ができない理由】

  微細ながん細胞の残存や
  再発のリスクを
  完全に排除できないため

   ※がんの治療から5年以上経っていれば
    献血できる可能性がある

   ※悪性腫瘍は、
    完治した場合でもできない

がん患者(経験者)ができないことは、
ほかにもある

それは、“臓器提供”

  マイナンバーカードにも
  臓器提供の意思表示を
  記入する欄があるが...

 【がん患者(経験者)の
     臓器提供に関して】

  心臓・肺・肝臓・腎臓など、
  がんの種類や進行度によって
  制限されることがある

   ≪提供不能のがん≫
    ・転移性のがん
    ・活動性のがん

    ※“活動性のがん”とは...
      治療を受けても
      がんが大きくなったり、
      リンパ節や
      多臓器に転移があるなど
      進行性で治りにくいがんのこと

  ただし、がんが完全に治癒し、
  医学的に安全と判断された場合は
  提供可能なケースもある

  が、実際に提供に至ることは
  非常に少ないのが現状

それほど“がん”は、
一生涯に渡って
身体の中に巣食っているかもしれない、
恐るべき奴なのだ

が、過去には、
倫理的に社会問題となる臓器提供が
何度かあった

それは、『腎臓がん患者の臓器提供』だ

中には、移植を受ける側が
“提供者は腎臓がん”と
知らされていない事例もあったとか

そんな中でも
がん経験者にもできることがある

それは、“角膜”の提供

角膜には血管がない組織のため
がんの影響を受けにくく、
提供が可能とされている

  ※B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの
   感染症で亡くなった場合は
   提供不可になることもある

ある白血病患者

「献血も臓器提供も
 なんにもできなくなった」

と主治医に言った

すると主治医は、

「街のごみ拾いはできますよ」

と言ったそう

なんとも気の利いたことを言う先生だ

社会貢献はいくらでもできるのだ

ある乳がん患者は、

“がんになると献血ができない”と知り、
看護師さんに聞いたらしい

すると看護師さんから返ってきた言葉は、

「治療中は体力なくなるからね」だった

「身体の中に、
 見えないがん細胞が
 あるかもしれないからね」

と、言わなかった看護師さん

その優しさが
なんだかありがたくもあり...

が、彼女

「本当にそうなの?」

と、私に疑問をぶつけてきたことも、
また本質で...

そんながん患者(経験者)でも
できることはたくさんある

ひとつひとつ探して、
しあわせの種をばら撒いていこ

みんなが笑顔になれるように

  今日の晩ご飯

2025/09/18 晩ご飯

   ○ぶりの照り焼き
   ○かぼちゃ煮
   ○コールスロー
   ○なめこと大根のみそ汁

    みそ汁 ⇩
2025/09/18 みそ汁

  そして今日の夕空

2025/09/18 夕 空

  今日もおいしく食べられたこと

  きれいな空を観られたこと

  感謝――

   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです

   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました