
おはようございます。
2026年4月から楽天証券のiDeCoの商品ラインナップが大幅に入れ替わるというニュースが話題になっています。
債券やアクティブファンドを中心に9本が除外され、新たにFANG+やゴールドを含んだ9ファンドが追加されます。
本日は、新たに追加される9本の中から、個人的に注目している3本を取り上げて解説します。
お忙しい方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画も用意しました。
よろしければどうぞ!
楽天証券iDeCo、2026年4月から商品ラインナップが大幅刷新!
楽天証券iDeCoから除外される9商品
今回、楽天証券のiDeCoから除外される9商品は以下の表のとおりです。
債券ファンドや、手数料が割高なアクティブファンドを中心に除外されることとなりました。
2026年4月から、これら9商品は新規買付ができなくなる見込みです。
すでにこれらの商品を保有されている人は、継続保有はできますが、新たな積立はできなくなります。
楽天証券iDeCoに追加される9商品
新たに追加される9本のファンドは下表のとおりです。
この中で個人的に注目しているのが、
1) iFreeNEXT FANG+インデックス
2) ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
3) ステート・ストリート・ゴールド・オープン(為替ヘッジなし)
の3本です。
注目商品1:iFreeNEXT FANG+インデックス
注目商品の1つ目は、iFreeNEXT FANG+インデックスです。
FANG+は世界をリードするビッグテック10銘柄に10ずつ均等投資する指数です。
主な構成銘柄はアップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、グーグル、ブロードコムです。
たった10銘柄、しかもテック集中になるため、分散効果は低く値動きが大きいのが特徴で、初心者向けではありません。
しかし、下図のように、過去10年間のリターンはFANG+がS&P500を圧倒しています。
FANG+のように値動きの大きな銘柄ほど、「長期・積立」向きとも言えますので、iDeCoでも攻めたい人にはおすすめです。
注目商品2:ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)
注目商品2つ目は、「ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)」です。
こちらは、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式の4資産に25%ずつ均等投資する商品です。
私たちの年金積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオと同じ構成になっており、長期安定した実績が期待できます。
実際、2001年度以降の25年間の収益率は年4.33%と安定しており、収益額は+165.7兆円と凄まじい金額になっています。
「たった年4.3%」と思われるかもしれませんが、2000年代の相場はITバブル、リーマンショックの2つの大暴落で悲惨なものでした。
これらの暴落を乗り越えて年率4.3%の安定したリターンを叩き出しているのは評価てきるかと思います。
ニッセイの4資産均等型を使えば、「私たちの年金積立金と同じ運用」がiDeCoでも実現できるのは面白いですね。
注目商品3:ステート・ストリート・ゴールド・オープン
注目商品3つ目は、「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」です。
こちらは今注目のゴールド(金)に投資する商品です。
2025年8月に発売したばかりの新商品なので、純資産額が11億円と少なく、運用実績や流動性には注意が必要です。
信託報酬は年0.2925%とゴールド投資信託の中ではかなり安いです。
近年ゴールドは絶好調で、株価ショックなどの危機やインフレにも強く、株式と異なる値動きを示すことから、分散投資先として大注目されています。
iDeCoで低コストな金投資信託を選べるというのは非常に面白い試みだと思います。
まとめ:楽天証券iDeCoの入れ替えで投資の選択肢が拡大!自分に合った戦略を選ぼう
楽天証券のiDeCoは2026年4月から大幅にリニューアルされ、投資家の選択肢が広がります。
FANG+のような成長株集中型から、年金と同じ4資産均等型、さらにはゴールドまで、多様なニーズに応えるラインナップです。
自分のリスク許容度や投資目的に合った商品を選び、長期的な資産形成に活かしていきましょう。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ








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