死にたいと願うのはエゴか、、生きていてと願うのは愛か、、

医療機関

映画『安楽死特区』が来年1月に上映だ。

原作は長尾和宏先生の小説『安楽死特区』。

 

 

神経難病になった主人公 章太郎が、

生きる権利、死を選ぶ権利を訴える。

 

今日、お一人暮らしのALS患者さんのカンファレンスがあった。

彼は、最後の最後まで、一人の時間とタバコと酒を大切にしたい。

それだけは、どんな時も曲げず、主張される。この時代、ネットで、

ご自身の病状がどう変化するか、知っておられる。僕らが、勝手に、

その時の話をしようと、何度持ち掛けても、その時じゃないからって、

その時の話をさせて頂けない。今の位置とみらいを、関わる全ての方々と、

カンファレンスで確認できた。人生を選ぶ。とても難しいことだと思った。

 

 

未来の話をしようと安易に言う自分が嫌になる。

未来のことを知っている癖に無責任に選ばせる。

 

そんなことを知ってか知らずか彼は無邪気に、笑顔で、

僕にプレゼントしたギターのピックの具合を尋ねてくる。

 

先生あれならいつかギター上手く弾けるで。

きっと、たぶんな、シランケド((笑))。

 

 

大切な『みらいのうた』。良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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