全身化学療法とがんカテーテル治療を組み合わせる:肝臓がんの治療

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は、肝臓がんに対する全身薬物治療の最近のトレンドについて
お話をします

肝臓がんに
レンビマや
テセントリク+アバスチン併用療法
がおこなわれますが、

その治療継続のために

治療の途中で
がんカテーテル治療・肝動脈塞栓術(TACE)、動注化学療法を加えたほうがよいことが
わかっています

ただ、レンビマの内服を続ける
テセントリク+アバスチンの点滴を続けるのではなくて、

途中でTACEを加え、またレンビマやテセントリク+アバスチンに戻るのです

TACEは
がんの動脈から抗がん剤と塞栓物質を投与し
がんを壊死させる治療です

物理的にがんの量を減らすことができます

“壊死”が起こると、
“炎症”ががんのなかで起きて、
がんの免疫環境が変わります

免疫環境が変わると、テセントリク+アバスチンの免疫反応が活性化しやすくなる可能性があります

また、
塞栓物質でがんの血流が遮断されると
“虚血”(血が届かないこと)が起こると、
がんは血液を改めてもらうためにVEGF(血管誘導因子)を放出します

レンビマやアバスチンは、
このVEGFをブロックすることができます

ですので、
レンビマやテセントリク+アバスチンと
がんカテーテル治療 TACEは相性が良いのです

私の解析したデータでは、

レンビマやテセントリク+アバスチンだけで治療を行うのに比べて、
途中でTACEを加えることで

治療期間が2倍に延びるというデータが出ています
もちろん治療期間が延びるということは、
がんを制御できている期間が延び、長生きできるということになります

どういう方で、カテーテル治療を組み合わせるべきかという解析をしますと、

年齢が若く、肝機能が良い方

こういう方は、レンビマやテセントリク+アバスチンを行うときは、
頭の片隅にTACEを加えることを置いておいて、
治療すべきなのです

レンビマの場合は、
TACE前後であまり休薬(内服中止)は必要ありませんが、
前2日、治療後3-5日
レンビマ内服をお休みしてもよいです

TACEの強度にもよります

テセントリク+アバスチンの場合は、
保険の都合上、
テセントリク+アバスチンを行った月と別の月で行ったほうが
安心して投与できるので、
そのような形で行っております

このような、
全身の薬物治療と
がんカテーテル治療を組み合わせる方法は

いまの肝臓がん治療のトレンドで、
日本発信で世界に拡がろうとしている治療戦略です

岩本内科では、
このような組み合わせ治療のときに、

最新のがんカテーテル治療用動脈ポート
ReMAPを使って治療することもあります

ReMAPを使えば、
簡単にTACEや動注化学療法をおこなうことができますし、

身体の負担も小さい

全身治療との組み合わせに最適なのです

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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