
おはようございます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度改正により、現役世代の掛金上限が大幅に引き上げられる予定です。
特に「企業年金なしの会社員」にとってはインパクトが大きく、これまで月2.3万円だった上限が月6.2万円へ拡大します。
さらに、加入可能年齢の引き上げや受取ルールの変更もあり、老後資産形成の戦略そのものを見直す必要が出てきました。
本記事では、今回のiDeCo改正のポイントを分かりやすく整理し、実際にどれくらい節税効果があるのか、そして注意すべき「出口戦略」まで解説します。
お忙しい方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画も用意しました。
iDeCo改正の全体像と重要ポイント【2027年施行予定】
iDeCo掛金上限が大幅アップ(企業年金なし会社員は月6.2万円へ)
今回の改正で最もインパクトが大きいのが「掛金上限の引き上げ」です。
特に企業年金のない会社員の場合、
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改正前:月2.3万円
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改正後:月6.2万円
と、約3倍に拡大します。
年間では27.6万円 → 74.4万円となり、差額は約47万円。
これは老後資産形成の加速という意味で非常に大きな変更です。
これまで「枠が小さすぎる」と感じていた方にとっては、ようやく本格的に活用できる制度になったと言えるでしょう。
iDeCo改正後の節税効果はいくら?(平均的サラリーマンの試算)
iDeCo最大のメリットは「掛金全額が所得控除」になる点です。
年収330〜695万円程度の方(所得税20%+住民税10%=30%)で試算すると、
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改正前の年間節税額:約8.3万円
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改正後の年間節税額:約22.3万円
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差額:約14万円
毎年約14万円の節税効果が増える計算になります。
これが60歳まで続くと考えると、早く始めるほど有利です。
iDeCoは「リターン」だけでなく、「確定的な節税」が武器の制度です。
加入可能年齢の引き上げ(最長70歳まで拠出可能に)
今回の改正では、加入可能年齢も引き上げられます。
最長70歳まで加入・拠出が可能となり、積立期間も最大5年延長されます。
これにより、
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非課税で運用できる期間が延びる
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定年後も継続して老後資産を積み上げられる
というメリットが生まれます。
働き方が多様化している現代において、制度が現実に近づいた改正と言えるでしょう。
スケジュールは?いつから拠出限度額が上がる?
拠出限度額の引き上げは2027年からの控除分が対象(予定)です。
制度改正は段階的に進みますが、実際に恩恵を受けられるのは2027年以降となります。
新NISAとiDeCoを併用すれば、
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NISAで柔軟な資産形成
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iDeCoで強力な節税
という理想的な組み合わせが可能です。
特にNISA枠を使い切った後の「追加の非課税枠」として、iDeCoの価値はさらに高まります。
出口戦略に注意!「5年ルール」から「10年ルール」へ
今回の改正で重要なのが「受取ルールの変更」です。
これまでの「5年ルール」から「10年ルール」へ変更されます。
iDeCoと退職金の受取時期が近い場合、退職所得控除を十分に使えず、税負担が重くなる可能性があります。
つまり、入口(節税)だけ見ていると損をする可能性があるということです。
iDeCoは「出口まで設計してこそ完成する制度」です。
退職金の受取時期との調整は、今後ますます重要になります。
まとめ:iDeCo改正はチャンスだが、出口戦略まで設計せよ
今回のiDeCo改正は、特に企業年金のない会社員にとって大きな追い風です。
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掛金上限が約3倍
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節税効果は年間約14万円増
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加入可能年齢は70歳まで拡大
一方で、受取ルールの変更により「出口戦略」はより重要になりました。
新NISAとiDeCoをどう組み合わせるか。退職金とのタイミングをどう設計するか。
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