「ものすごい悲惨な状態で、心の底からこわいと思った」「(船内は)カオス」――。感染症を専門とする岩田健太郎・神戸大教授が、大型クルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号内の様子を語る動画が波紋を呼んでいる。新型コロナウイルスの感染対策が不十分だと指摘する内容で、再生回数は英語版と合わせ半日で50万回を超えた。乗客の下船直前に降ってわいた「告発」に、厚生労働省側から反論も出ている。
岩田さんは、このような状況を踏まえ、感染対策がうまくいっていないのではという懸念を持っていたという。その中で、17日に「厚労省の人」から乗船の許可を得たと説明。最終的にはDMAT(災害派遣医療チーム)の仕事をすることとして、乗船したという。ただ、乗船後に「感染症の仕事をやるべきだ」と言われ、それにあたったと説明する。
岩田さんは船内を歩いた感想を「それはひどいものでした」と表現。アフリカのエボラ出血熱や中国の重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行している際の現場の話と比較し、「アフリカにいても中国にいてもこわくなかったが、ダイヤモンド・プリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底からこわいと思いました」と話している。そのうえで、自身が感染しても「しょうがないと本気で思いました」としている。
その理由について動画では、ウイルスがいるかもしれないゾーンと、安全なゾーンを区別してウイルスから身を守るのが鉄則というが、船内はこの区別がついていなかったと説明。「どこにウイルスがいるかわからない状態だった」と話す。また、マスクをつけていない乗員がいたり、熱の出ている人が自分の部屋から出て医務室に行くこともあったという。
その後、18日午後5時ごろに突然電話が鳴り、「出て行きなさい」と言われ、下船することになったという。
感染管理の専門家がDMAT要員として許可を受け入船したが、、
DMATからは感染管理の専門家がいないから感染管理を頼みたいと、、
そしたら下船命令が来たという。
で、、
安全なグリーンゾーンと、、
危険なレッドゾーンと、、
明確に区別しないといけない。
グリーンゾーンならサージカルマスク。
レッドゾーンならN95マスクで防護服PPEとゴーグル。
レッドゾーンからグリーンゾーンへは、この防護服を脱ぐ。
防護服が汚染されているからです。
ですが、クルーズ船内はそれがごちゃごちゃで、、
通路で普通に感染者とすれ違う。
もはやグリーンゾーンが存在しない状態だったという。
だから、、DMATも感染し、そのまま和歌山に戻って、病院で感染者を増やした。
13~15日勤務して、、
16日に横浜から、新幹線で大阪に、そして車で和歌山に戻ったらしい、、、
16日に発症している。
隣り合わせか前後の新幹線乗客の感染は不明です。
それに、、
そもそも各地のDMAT要員は「災害派遣」です。
感染症医療の要員ではないので、防護服に不慣れだし、知識も専門ではない。
それを各地から派遣させたのは問題です。
仮に使うとしても、、新幹線や航空路の必要のない、
公共交通機関を使わない、感染拡大リスクの低い「横浜近辺のDMAT」を派遣すべきで、、、
そして、、
細菌戦争を想定した訓練をしている「防疫部隊」を派遣するのが正しい方法ですから、、、
根本的に間違っていますね。
和歌山に感染が出たのは、DMAT本部の判断も間違っているということです。
もう、、このクルーズ船の役割は何かと言うと、、、、
コレです。
それもたぶん乗客乗員の各国政府が認めた、、ハズです。
という勝手な推論です。
※告発を厚生労働省は否定していますが、和歌山のDMATが感染したのは事実です。
ダイヤモンド・プリンセス号に乗船した感染症専門医 「感染しても不思議じゃない悲惨な状況」
新型コロナウイルス(COVID-19)への集団感染が確認され、感染管理が不十分ではないかと心配されているダイヤモンド・プリンセス号に、感染症のスペシャリスト、岩田健太郎さんが乗船しました。インタビューを全文、お届けします。
日本にはCDC(疾病管理予防センター)が無かったという話で、、ビックリしました。
バカ過ぎます。
本質的には、CDC(疾病管理予防センター)を2009年に新型インフルエンザが起きた時に作っておくべきだったのです。もっといえば、2003年のSARSの時に作っておくべきでした。ところがSARSで水際作戦が奏功したと勘違いしてしまった。実際は、日本では水際でSARSの患者さんを見つけていないのです。まぐれの勝ちを本質的な勝ちと勘違いしてよかったよかったと言っているんです。
2009年の新型インフルエンザの時も、専門家の会議でCDCを作らないといけないと提言したのに、そのままになってしまった。20年ぐらい前からの問題を引きずっています。
中国はSARSの時にCDCを作り、韓国も作りました。
韓国はMERSの院内感染を細かく調査して公表しました。中国もそれをしています。一方、日本ではクルーズ船の中で何が起こっているのか全く公表されず、専門家のチームも派遣されていない状況です。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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