血液不足

今、“血液”が不足しているらしい

特に、この北海道では深刻なようだ

理由は、
今回の“新型コロナウイルス”の影響

外出を控えざるを得ない状況のため、
献血者が激減しているようなのだ

それでなくても、減っている献血...

そういえば、先日の日曜日、
あるショッピングセンターの前で
一人の男性が何かを呼び掛けていた

「なんだろう...」

と、耳をそばだてていると、
どうやら献血の呼びかけのようだった

そこは、週に一度、
買い物に行っているショッピングセンター

定期的に献血車が来ていたのは何度も目にしていたが、
これまでそんな声掛けは見たことがない

余程、献血をする人がいなかったのだろう

申し訳なかったが、
私はその男性を後目に、横を通り過ぎた

基本的に、
がんを経験すると献血はできない

臓器提供もだ

できるのは、角膜だけ

『日本人の2人に1人ががんになる』――

そんな時代

若年化も進んでいる

これから
どんどんがんの罹患者は増えてゆくだろう

この先、もっともっと輸血用血液は
足りなくなってゆくのだろうか

いくら医療が進んでも、
血液は、人工的に造れないものなのだろうか――

   献血された血液は、
   がん患者が一番使っている

   なのに、

   “がんを経験したひとは、献血ができない”

   とは、なんとも皮肉だ

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Source: りかこの乳がん体験記

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