“腱鞘炎”という副作用

その他

ホルモン療法の副作用は、
数えきれないほど報告されている

女性ホルモンを止めるため、
副作用は主に、“更年期様症状”

たとえば、

  ○吐き気、食欲不振
  ○喉の渇き
  ○顔や唇、舌や喉が腫れる
  ○動悸、息切れ
  ○皮膚の痒み、皮膚が焼けるように熱く感じる
  ○火照り、発汗
  ○月経異常、不正出血
  ○めまい
  ○眠れない
  ○気分の落ち込み
  ○関節痛
  ○視力の低下
  ○脂肪肝
  ○子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん

...などなど

ちなみに私の治療は、

“LH-RHアゴニスト製剤”の投与2年間と、
“抗エストロゲン剤”の服用5年の同時進行

副作用には泣かされた

生きている心地がしなかった

いや、つらい思いをしてこそ、
“生きている”という実感を得られていたのかもしれない

治療をはじめてどれくらいだっただろう

1年ほど経っていただろうか

手術をした左の手首が、
突如として腱鞘炎になった

あまりの痛みに耐えられず、
近所の整骨院に駆け込んだ

整骨院の先生に、
「乳がんの手術をした側」だということも伝え、
治療に通うことになる

『またこの整骨院に、お世話になるのか...』

そう、

そこは、決まって4年に一度
お世話になっていた整骨院

なぜか定期的に、
どこか傷めてしまうのだ

「実は私もがんで、
 いつどうなるかわからないんです」

そう言っていた先生

私よりも若く、
以前よりは少し痩せてはいたものの、
元気そうに見えた

が、色白なきれいな手は、
黒ずんでいた

先生が亡くなったのは、
それから4か月ほど経ってから

「いつどうなるか...」

とは言ってはいたものの、まさか――

腱鞘炎で整骨院に駆け込んだとき、

「ゲームのし過ぎ?」

そう聞かれた

手首をがっつりと固定したまま、
お腹にデポ注射を打ちに外科外来に行ったとき、

主治医に、

「(固定していた手首を指差し)、ここ、どうした?」

と、聞かれ、

「腱鞘炎」

と、答えるも、
主治医はそれ以上口を開くことはなかった

それから数年後、

『ホルモン治療をすると、腱鞘炎になる』

と、知る

確かに私の周りにも、
ホルモン治療をしている人が腱鞘炎になっている

“女性が出産後、
 腱鞘炎になることもある”とも聞いた

どうも、“腱鞘炎”には
女性ホルモンが大きく関わっているようだったのだ

ならば、なぜ、
乳がんのホルモン療法の副作用に、

『腱鞘炎』

という文言がないのか...

整骨院の先生も、
外科の主治医も、

そのことには何も触れてくれなかった

ちなみに、あれから12年ほど経った今でも...

2020/03/10 腱鞘炎

...腫れたままだ

  ※親指の動きに若干の支障あり

   おそらく、手術が必要だろう

「それ、副作用かもね」

と、誰か言ってくれていたら――

  今日は朝から雨

  この時期に、雪ではなく、雨

  しかも、一日中、音を立てて降り続いている

  先日大雪が降っているだけに、心配な雨だ

  今夜は満月

  が、この天気じゃ、
  せっかくのまん丸のお月様は
  観られそうにないな...

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Source: りかこの乳がん体験記

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