“正しい医療サイト”の見分け方

がんになると、

「自分がかかってしまったがんは、
 どんなものなのだろう」

「どんな手術をするのだろう」

「どんな治療をするのだろう」

「その治療の副作用は?」

「私はあとどれくらい生きられる?」

...と、たくさんのことが襲ってくる

知りたいこと...

知らない方がいいかもしれないこと...

そんな葛藤も生まれる

今では“インターネット”で
簡単に情報が得られるから便利である

がんと告知されて、
ネットで調べたひとがほとんどではないだろうか

検索をすると、よく見かけるもののひとつに、
“医療系のサイト”がある

“宣伝”として載っている医療機関は、
保険適用外の、科学的根拠のない、
高額な治療をしているところがほとんど

厚生労働大臣に、“広告”として
サイトに載せることが認められているのは、

  『認定団体名と資格名』

この2つが明記されていること

たとえば、

  『日本○○科学会認定医 ○○科専門医』
   ( ↑ 認定団体名 ) ( ↑ 資格名 )

...というもの

どちらか一方では誤認を与えるとして、
“誇大広告”に当たるようだ

ちなみに、

  ・指導医
  ・産業医
  ・その他の資格

などは、下記の条件を満たさなければ
広告できないことになっている

 【広告可能条件】

  ・医療に関する適切な選択に資する情報であり、
   患者側が自ら求めて
   情報を入手できるウェブサイトであること

  ・表示される情報の内容について、
   患者等が容易に照会できるよう、
   問い合わせ先を記載、明記すること

ほかに、

  ・治療内容、期間の虚偽
  ・データの根拠を明確にしない調査結果
  ・著名人との関係性を強調
  ・『○○センター』と、
   施設について誤認させる広告
  ・科学的根拠が乏しい情報による誘導
  ・データの内訳が示されていない手術件数
  ・体験談

...などがある

個人的には、
美しくつくられたホームページは
けっこう怪しいものが多いように思う

“トンデモ医療”に陥る人が
いなくなることを願って――

   ※厚生労働省
   『医療広告規制における
    ウェブサイトの事例解説書』より

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Source: りかこの乳がん体験記

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