カテーテル留置は難しい・・

外科医

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

新型コロナウイルスの広がりが止まりません
感染源不明の感染者も
かなり多くなっていて、
かなり厳しい状況の様です

感染しても
無症状の方もおられますが、

感染が広まっている地域に住んでおられる方は
風邪症状が少しでもあったら、
数日(2-3日)自宅待機をするべきでしょう
すぐに病院に・・というのも控える必要がありそうです
※重篤な基礎疾患がある方は別です

普通の風邪なら2-3日で治ってしまいますし、
新型コロナウイルスによる風邪症状でも基本的には
早い段階で治ってしまうはずですので

どうしても、ちょっとくらいの風邪症状だと
我慢して仕事にとか用事をしに外にとか
してしまいますが、
今は考え方を全員が変えなければなりません
それでも感染が抑えられるとは思えませんが・・・

さて・・・・
岩本内科の肝臓がん治療や転移性肝がん治療は
コロナウイルスなんかで止まる事はできませんので、
一致団結してガンばります

本日ご紹介は、

半年ほどまえに、
福岡市の大きな病院から
治療が困難となって来院された

進行肝臓がんの患者さま

レンビマ内服中でしたが、
一度は効果がありましたが、
だんだんと効果が弱くなり

門脈の一番太いところまで癌が浸潤し、
ステージ4Aとなり来院されました
たしかに、門脈の一番太いとこに浸潤して数か月経っている状態ですので、
このままだと2-3か月もたず肝不全になる可能性がある状態でした

前医では治療手段がもうないとのこと

ご来院後、
評価をし、
カテーテルを留置し、
New FP療法と
門脈動脈同時塞栓療法の組み合わせで、
治療を開始

かなり良く効いてくれて
一度、癌は消失した状態でした

しかし、今回、
改めて評価すると
再度、癌が再発していたので、
改めてカテーテル留置を行い
集中的な治療を再開したのです

このカテーテル留置という手技は
やっぱり難しいなと思います

ryuuti.jpg
分かりにくいと思いますが、写真が留置したカテーテルと金属のコイルです

私自身は
ここ数年
1年間に60件以上
肝動注用カテーテルの留置という手技を行っていて、

おそらく日本の中でも
一番とは言わなくてもそれくらい
カテーテル留置をしている方だと思います

今は、大きな病院でも
留置という手技は
月に数件とかかなり数が減っているようです

肝動注化学療法
肝臓に持続的に動脈から抗がん剤を流すために、

動脈の中にカテーテルを設置し、
足の付け根(右太もも前面)に
ポートと呼ばれる接続部を埋め込む手技です

安定的にちゃんと薬剤が
肝臓の中の癌に届けられるようにする事と

肝臓以外の臓器に薬が届かないようにする事の

二つが
カテーテル留置術のポイントです

肝臓以外の臓器に薬が届かないようにするために
コイルと呼ばれる柔らかい金属で
肝動脈以外の動脈を封鎖して、
肝臓だけに薬が流れる仕組みを作ります

これがなかなか難易度が高く、
患者さまから聞くところによると
前の病院では
4時間かかったとか
5時間かかったとか

いずれにしてもそれだけ難易度が高いと
どうしてもその治療を選択する事に敷居が高くなってしまいます

私が行うと
長くて2時間半

カテーテルの留置の方法によっては
1時間かからない事もあります

修練し、経験値もかなり増えてきているのですが、
やっぱり、難しい技術だなぁと感じます
どこでも受けられる技術、治療ではないと思います

この方の場合は、
1時間半くらいで終わりました

うまく薬も分布していて
効果も期待できます

この方の様に、
前医ではもう治療手段がない状態
他の病院で治療を断られた状態でも、

もちろん、全員がそうなるわけではありませんが
癌をゼロにする可能性がある治療
それが、岩本内科で行っている治療なのです

肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

Source: ガンちゃん先生奮闘記

コメント

タイトルとURLをコピーしました