熱田神宮⑧ 別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう)【“動く”神と、いまだ“動かぬ”神】

熱田神宮の正門(南門)の傍らには、一つの神社の境内のように一定の広さの敷地があります。

ここには、先日書かせていただいた太郎庵椿が植えられ、またお社(やしろ)は「別宮八剣宮」や「上知我麻(かみちかま)神社」など、いくつかのお社がお祀りされております。

今回の記事は、別宮八剣宮」の神の御言葉を書かせていただきますが、こちらの拝殿は、イメージとしては伊勢神宮の内宮の拝殿様式に近いのではないでしょうか。

別宮八剣宮」の御祭神は、本宮の御祭神「熱田大神」とご同前(=同じ)で、かつての戦国武将、織田信長公、豊臣秀吉公、そして徳川家康公などの武家が崇敬した神社として知られているようです。

伊勢神宮をはじめとして、いわゆる皇室と縁(ゆかり)の深いと言われる神社は、わたくし自身が神と対話する際の特徴がございまして、それは、神の意識の感じ方が、他(の神社)とは少々違うということです。

では、その違いとは?となりますと、なんとも表現が難しいのですが、端的に申せば、その神社におわす神よりの御言葉をいただくにあたって、最初の時間のかかり方(メッセージが開始されるとき)が、若干遅いのが特徴です。

わたくし自身は、神の意識を感じ取るのは、おそらくは速いほうだと思います。“コンマ”の世界観とでも申しましょうか、言うなれば秒までかけず、神の光をわが魂に入れる(刻む)ため、拝殿での祈りの様子も、また滞在時間も一般とあまり大差ないのではないでしょうか。

祈りを始めるにあたり、すでに祈りの体勢に入る前に、怒涛(どとう)のごとく神の意識がわたくしの魂に入る神社も、実際には少なからずございます。

ですが、今回のお社(やしろ)のような場合には、祈り始めてまるで“ひと呼吸”おくかのように、時が一旦停止いたします。

まさに“無空間”を体現するべく、フラットな世界がまずはほどこされ、両者(=神とRinokia)が相整いますと、そこではじめて神からの御言葉が粛々と降ろされてまいります。

時間にすればおそらくは数秒ほどの無音状態とは思いますが、わたくしには、とても長い停止に感じられ、最初の御言葉が降りるに際し、無意識に背筋を伸ばします。

わが国に続く神代の時代に遡(さかのぼ)る天皇家の系譜が、始祖の神より脈々と受け継がれているなかで、きっと、これらの御言葉は、順を追って紡ぎされた“総意”のごとくに、想いが込め重ねられているからかもしれません。

さて、今回の別宮八剣宮よりの御言葉は、いささか暗号のような意識として、わたくしの元に入りました。

どこまで書いてよいのか、ブログという大衆の場において言葉に変換するのは、やはり難しい類いでもございます。今回はわたくしも行きつ戻りつ、だいぶ思案いたしました。

お読みくださる皆様が、各々何かしらを感じていただけましたら幸いに存じます。

Rinokia

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「神の世(神の世界)にもまた(人間と同じく)“順序”あり。

民(※ここでは、地上の人々、という意味です。)の動き(動向)により、光と闇は幾重にも“交差(交錯)”し、地上はまさに混沌を極めている。

そのさなか、すでに“動きし”(※ここでは、大きな動きを示している、という意味です)神あり。

しかるに、いまだ“動かぬ”神も、あり。

先じて動く神は、己を強く(この世に)投じることで、この先に見える世(未来)への“先鋒(せんぽう=部隊・行動・主張などの先頭を切って進むもの)”となる覚悟なり。

一方の、いまだ動かぬ神は、そなた(Rinokia)は、この世情においても遅々として動かぬ愚かな輩(やから)と思うか?

動かぬことの意(=真意)を、けして取り違えてはならぬ。

天は常に、宇宙を司る(※宇宙全体の兼ね合いを図り、動く、という意味です)。

この世は、いずれの存在も、機(時機)のその流れに生き、いかなる物事も逸脱はせぬ。

ゆえにこそ、いまだ動かぬ神々は、先んじて動く神がもたらす、その先の姿(世界の様相)に自らを照らし(重ね合わせて)、“次はわが身”と心し(=覚悟し)、勇み(気を奮い)、迫るその“時(瞬間)”を満身にて迎えるのである。

神の世には、民の世(人間の世)を超える(確然とした)“順序”あり。

迎えねばならぬ、わが命(=宿命※この場合は、神がもつ軽からぬ役割のことです。)を。

命(宿命)は微塵も動かず(=変わらず)、われら(神々)を一層突き動かすであろう。

投じねばならぬ、わが身を。次なる(神の)“動き”のために。

そして明日(=来たる御代)のために。」

(熱田神宮⑨へ続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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