須賀神社【Rinokiaのひとり言】

普段通り粛々とブログを書いておりましたが、実のところ内心では気が高揚し・・・この数日は、若かりし頃を回想しておりました。

お岩さんで有名な“陽運寺”および“田宮稲荷神社”から須賀神社へ歩きますと、実際には、境内正面ではなく、脇に辿り着くことになるかと思います。

そうしますと、須賀神社の記事で、アニメーション映画『君の名は。』の舞台にもなった“赤い手すりの階段（通称：男坂）”は上らず、別のところから境内へ入る要領です。

今回はせっかくですから、アニメファンには聖地と言われる階段に行ってみようと思い立ち、お社へお参りをしたのちにその階段を下りました。

“こういうのが映画の風景になるのだな”と階段を振り返り見上げた瞬間、過去がフラッシュバックいたしました。

当時は、こちらの階段を上り下りして通院しておりまして、ただ、若干急な階段のため、この赤い手すりを伝（つた）いつつ、時折、四谷の風景を眺めながらゆっくり歩くという感じでした。

四谷は、大通り以外は総じて本当に静かな住宅地です。当時のわたくしもどちらかと申せば寡黙に過ごすタイプでしたため、誰と会話するでもなく毎日を淡々と過ごしました。

ですので、今もなお自身の四谷時代を思い出しますと、しんと静まり返った街並みと自身の姿が重なります。

そしてここでは人生の局面が大きく変わりました。それに付随して、様々な経験ができましたし、大切な出逢いもいただき、現在に至ります。

あの頃、わたくしが今のような霊能の道に入るとは、一体誰が予想したでしょうか。

それでも、今でも全国の神社仏閣へ赴く際などには、四谷のことがよく思い出されます。それだけこの頃の日々は、わたくしの欠かせない基礎とも言え、時を経てこうして再びこの地に来られたことをとても嬉しく思います。