映画『安楽死特区』を観てから、
ずっと、母のことを考えている。
主人公章太郎を毎熊克哉さんが演じられた。
素晴らしかった。章太郎はパーキンソン病だった。
章太郎のパーキンソニズム。最後のシーンまで、
迫真の演技で母のことがフラッシュバックした。
母もパーキンソン病だった。
内服薬の調整を苦労していたようだ。
裁判の資料として取り寄せた外来カルテ。
今日、さっきまでもう一度見直していた。
幻覚が内服調整の度見られパーキンソニズムも悪化。
最後の一年間。母は、孤独に難病と向き合った様だ。
通院介助も受けず、たった一人で、難病と向き合う。
どんな気持ちだったのだろう。
どんな気持ちでその日を迎えたのだろう。
直前の弟の訪問や、前日ゴルフに出かけた父は、
母の死生観を、ちゃんと、聴いたのだろうか、、、
彼らに母の死生観を支えてもらえたのだろうか。
母は、ちゃんと、彼らに伝えたのだろうか、、、
母の死の連絡を父から受け、2年ぶり実家に駆け付けた時、
父が、僕に言った言葉が、今も、僕を苦しめる。
「お看取りは章太郎に。」
母がベッドにもたれながら、言っていたそうだ。
どうすることもできなかった。2年も逢ってなかったのだから。
母との事で悔いがあるとすれば、、、、
映画の中で、章太郎と歩が交わした、
死生観のぶつかり。死生観の中に見える愛情。
この大切なことを大切に母と話せなかった。
これが唯一にして最大の後悔だ。
この素晴らしい映画を観て、今になったけど、
母の死生観に、もう一度、向き合ってみたい。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」




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